あらすじ
妻を亡くした男と、母を亡くした子供たち。 その不思議な出会いから、 「あたらしい家族」の物語が動きはじめる。 人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族―トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子どもを持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが・・・。 ひとを愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」を描ききった。 観る者すべての感情をかきみだす、かつてないラブストーリー。
製作国:日本 上映時間:124分
監督
脚本
原作
主題歌/挿入歌
出演者
評価 ★★★★★★★☆☆☆
つぶやき
妻が亡くなった
涙は一粒も出ない
悲しさがわからない
気づけない
本当の自分のこころ
それを陽一の家族と過ごすこと
桜の下での飲み会
ひとりの暮らし
進まない仕事
再度の不倫
新しい本の出版
それらを通じて
その中から
無意識に
見つけ出そうとしていた
出なかった涙の理由
それが分かった時
本当の意味で
こころの底から
泣くことが出来た
妻の存在の意味を知った
家族のしあわせの意味を知った
自分がどんな存在か気づいた
そんな自分に対する
気づくまでの時間
そのすべてが
永い言い訳