由宇子の天秤 (2022) | 浮遊家具

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黄斑変性症 SLE 双極性障害を機に始めました 社会から逃れ家の中だけにいる自分 浮かんで漂う家具のよう 治癒は進み 今は映画 写真 大好き YAHOOからの引っ越しでコメント、いいねがまっさらになってしまいました また 始めたいと思います よろしくお願いいたします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

“正しさ”とは何なのか? ドキュメンタリーディレクターの由宇⼦は究極の選択を迫られる――三年前に起きた⼥⼦⾼⽣いじめ⾃殺事件を追うドキュメンタリーディレクターの由宇⼦は、テレビ局の⽅針と対⽴を繰返しながらも事件の真相に迫りつつあった。そんな時、学習塾を経営する⽗から思いもよらぬ“衝撃的な事実”を聞かされる。⼤切なものを守りたい、しかしそれは同時に⾃分の「正義」を揺るがすことになる――。果たして「“正しさ”とは何なのか?」常に真実を明らかにしたいという信念に突き動かされてきた由宇⼦は、究極の選択を迫られる...。

 

 

 

 

 

 

製作国:日本 上映時間:152分

 
 

監督

脚本

出演者

瀧内公美

河合優実

梅田誠弘

松浦祐也

和田光沙

池田良

木村知貴

前原滉

永瀬未留

河野宏紀

根矢涼香

川瀬陽太

丘みつ子

宮本和武

光石研

 

 

 

 

 

 

評価 ★★★★★★★☆☆☆

 

 

 

 

 

 

つぶやき

 

途中で止めたくなるような

鬱屈とした重い空気が終始あった

ドキュメンタリーを制作する

現実に起きたことを

直に視聴者に見せる

いざ作り始めると

人間の数だけの葛藤と事実、嘘

それらが存在する

いかに天秤にかけ

真実を追っていくか

時間と体力、気力がいる

たいへん難解なものだ

どう描くかは撮る人、編集する人

彼らの手にかかっている

しかし この映画では

起きている内容の割に淡々と進む
由宇子の葛藤や苦悩、感情

描かれて当然だと思うがほぼ無いに等しい
例えば彼女自身がカメラ

我々がファインダー越しに撮影しているよう

それが興味深かった

ドキュメンタリー感がプラスされている

物語の後半で

由宇子がお父さんの手を握るとこが印象的

〝娘〟という面もあるんだ

弱い部分もあるんだ

なんか安心した

こんな重い事実を幾つも一人で背負いこむ

現実的に不可能だろう

ラストの切り方も良かった