私の来年の初仕事は2月の博多座になりそうですが、スーパー歌舞伎II
『新・三国志』は少しバージョンアップされると云う事は以前に書かせて頂きました。

それでも初演時の時より1時間ほど短いでしょうか?
なんでも四天王のひとり團子さんが当時の猿之助張りに大活躍されるそうです。

私の分まで頑張って欲しいですね(笑)



スーパー歌舞伎『新・三国志』の初演は1999年4月新橋演舞場で上演されました。

当然3月のひと月は蒲生のお稽古場で実寸通りのお稽古でした。
もう23年も前の事です。

当時私は右團次さん猿弥さんとともに演出助手を猿翁旦那により
仰せつかっておりました。

朝11時から夜の9時まで毎日スケジュール通りびっちり組まれていての
お稽古でしたね。

来日された中国京劇団との初めての合同稽古で指導者の先生お二人と団員さん十数名の
アクロバッテクな演技を見た時、あまりの凄さに絶句してしまいました(笑)

幕開き「黄巾族の反乱」としてその一団を率いているのはなんと私だったのです(笑)

京劇団の素晴らしい演技の後、首領張角として登場した私に
黄色い衣裳を纏った一団がひれ伏して下さるのがなんとも気持ちよかった事か・・(笑)

私の登場場面はわずかでしたが幕開きのインパクトとしては申し分のないものでした。

昨年3月に上演された『新・三国志』では時間の関係でこの場面は
割愛されてしまいましたが、忘れられない場面でしたね(笑)


もうひと役は蜀の国の四天王、馬良でしたが、前回は喜猿さんが担当され
私はひとつ繰り上がり周倉でした。

ひと月だけで終わらず、再演があるのは嬉しい事です。

3月よりはさらに見せ場も増える来年2月博多座の『新・三国志』は
またどのようなお芝居になるのでしょうか?
 

正直申しまして、どうなるのかは みな様と同じくらいにわからない状態ですが、

それだけにワクワク致します。