お正月早々、歌舞伎座3月の大歌舞伎公演の演目が発表されました。
第1部にスーパー歌舞伎『新・三国志』が上演されます。

これには驚きました(笑) 



昨年の6月にスーパー歌舞伎らしき演出で『日蓮』は上演されましたが、
本格的なスーパー歌舞伎として歌舞伎座で上演されるのは初めてです。

それも、3幕仕立ておよそ4時間にわたる『新・三国志』を2時間強で
上演されるとは、思い切った大改革ですね(笑)
お話はどこを持ってくるのかまだ分かりませんが、とても大胆な構想が必要です。

 


そして以前の『新・三国志』は何十人もの中国の京劇の俳優さんが
参加されておりましたが、この状況ではそれも無理の様ですね。

猿之助さんの関羽、中車さんの張飛、浅野和之さんの曹操とは斬新的な配役です(笑)

以前の『新・三国志』では私は幕開きの黄巾族の首領、張角と
蜀の劉備玄徳の四天王のひとり、馬良季常を勤めさせて頂きました。

まだ若かったですから立ち回りや出陣の踊り(私たちはベルばらダンスと読んでおりましたが)
などは元気いっぱいに振舞っておりました。

今回はもう無理ですね(笑)

 

 


その3月のお稽古のために2月は当然、舞台出演はお休みとなりました。

しかし、年末年始このコロナ禍の時に4ケ月連続歌舞伎座に
出演させて頂いたのは本当にありがたかったです。

そう云った意味で2月はまた十分に英気を養いながら
お休みを満喫したいと思います(笑)

今日の写真は1999年(平成11年)に上演された当時の筋書きから
私、まだ市川延夫の名前の黄巾族首領 張角です。

まだ若いですね(笑)

 

このお役はもう登場しないかな?

何にもせよ楽しみな3月です。