今回の10月歌舞伎座の各新聞欄の芸能ニュースや スマホのYahooニュースなどに
『天竺徳兵衛新噺 小平次外伝』の舞台写真が多く掲載されております。

 

そんな中で猿之助さんの小平次殺しの場面、だんまりの場面に私、猿三郎の天南が
殊の外 多く写っておりました(笑)

 

 
初日にも猿之助さんと巳之助さんの3人で写っている写真が、あちらこちらで掲載されてました。
早速家族LINEに知らせたり(笑)

 

 

 

実は 私はこう云った舞台面紹介の写真では だいたい私の横で切られてしまいます。

ここに居るねん・・・という絶妙のアングルになっておりまして、 写っている事があまりないのですが、
今回はラッキーなことにわりと多く掲載されております。

 

 

昔の話ですが、『新・三国志』の出陣のシーン、通称ベルばらダンス。

劉備玄徳役の笑也さんを中心にして、蜀の四天王が左右に。

当時亀治郎さんだった、猿之助さん演じる関平が上手、さらに私。

下手には猿十郎さんと欣弥さん

 

絵面的には、亀治郎さん笑也さんを中心に据えるのは分かりますが・・・

なぜか5人中4人しか写っていない写真の多かった事!!!

 

私がバッサリ斬られて・・・切られておりました。

 

これに限らず、本当に私は映らない写らない、なんでやねんというぶった切られ方をするのが

恒例でした(笑)

「この先に居るねんけどな」という経験は数え切れません(笑)

 

恨みに思っている訳ではありません(笑)

根にも持ってはおりません(笑)

 

でも、たまに写っていると、めちゃくちゃ嬉しいんです。

 

 

 

今までで思いがけなく写っている写真と云えば『野田版 鼠小僧』
勘三郎さん 三津五郎さんとともに背景にいる私の奉行所の役人

後ろに背後霊の様におりますね(笑)

切り様がなかったんだろうな~ と思えるようなラッキーな写真ではないですか?(笑)

 

ですが、この写真も、同じ写真で時々、私の部分がバッサリと切られている・・・ものもあります。

それを見た時は・・・そのまま使ってくれてもいいのに、あえて切られた・・・と(笑)

さらに悔しい気もしなくもありません(笑)

 

 

あと、上演時間4時間なのに2時間にカットされたシネマ歌舞伎『ワンピース』

2幕のほとんどが短縮されていましたが、冒頭の私のディスコの場面はほとんどノーカットでした(笑)

あまりにも自分のアップ&ワンショットが多いのにびっくり致しました。

 

これくらいでしょうか? 

 

 

シネマ歌舞伎の『ヤマトタケル』2幕冒頭の新大臣(おおまえつぎみ)は
舞台面では門之助さんの皇后と顔を見合わせたり 色んなお芝居をしているのですが
映画ではほとんど猿之助さんのアップで一切映っておりませんでした(笑)

 

ま、そのかわり能褒野の花道での場面は私一人の場面ですから、
カットのしようがなかったですね(笑)

 

 

このように、今回の天南のように私が掲載写真に写っている事がとても珍しい事です(笑)

これを機会に自分自身の今までの「見切れる男」の宿命から逃れられることを祈ります。