勉強しない子供を塾に行かせる時は | 「苦手」があるなら脳を鍛える。脳力解放の専門家&英語講師の半田愛子の思考回路。

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あなたも気づいてない脳力を開発する英語教室・半田英語塾の日々のつぶやき。

ピンク音符半田愛子ってこんな人

子供に勉強させたい

と思って

塾に行かせる場合、


知っておくといいことがあります。


心構え、だと思ってください。


勉強させたいと思って

塾に行かせたら

残念ながら

親の期待通りに勉強するようには

なりません。


子供さんには子供さんの

ペース、考え、体調、不安、

モチベーション、今までの嫌な体験、

やりたいこと、やりたくないこと

そういったものがあるわけで、


親御さんのペースや考え、

価値観、人生観とは違うので

期待通り

は、まず無理です。


でも、勉強って大事です。

これから社会人になるために

必要な知識もあります。 


そこで

子供さんに勉強させたい

という場合、考えて欲しいことがあります。


なぜ、あなたは

子供さんに勉強してほしいのか

考えてみてください。


卒業すら危ぶまれる

という危機的状況のこともあれば


このままでは

成績が下がっていく


という心配から

勉強させたい

と思っていたりします。


「どうして勉強させたい」と思うのか、

親御さんが

「ここの基準にフィットしてないと

 この先、この子はダメになる」

という不安が根っこにあることが多いです。


もし、そんな不安から

「子供に勉強させたい」と思うのなら

不安を抱えたまま、

一旦、不安というメガネを外して、

ただ、子供さんを観察してください。


観察するんで、

監視してはいけません。


不安にかられている人は

他人を監視しがちです。


子供さんが立ち上がったら

(また、漫画取りに行くのか!イラッ)

子供さんが座ったら

(やっぱり漫画をもってきたイラッ)

子供さんが漫画を読んで楽しんでいたら

(いつまで漫画よんでるのよイラッ

 さっさと勉強しなさいムキー)


これ、監視してますよね。


観察とは

子供さんが立ち上がったら

(あ、立ってどっかいったわ)

漫画を手に椅子に座ったら

(あ、漫画を持ってきて座った)

子供さんが漫画を読んで楽しんでいたら

(あ、漫画読んで笑ってる)


です。


いちいち、イラつかないのが

観察。


いちいち、子供さんのやることに

「〇〇しなさい!」って言いたくならないのが

観察。


余談ですが

この、監視されている状況というのは

子供さんにはバシバシ伝わっています。


子供さんは

このトゲトゲしたエネルギーを

受け取りながら

日々、

自分のできない加減にダメ出ししながら

もっと、何かを、どうにかしないといけない

というのをわかっているけど


まあ、まず、このエネルギー攻撃で

家にいるだけで

疲れますよね。


常に頭の中で

「親に怒られないようにしないと」

「漫画読んでたら怒られるけど

 読みたいし、勉強する気にならないし 

 怒られる前に動かないと。。」

とかいろいろ考えっぱなしになる。


疲れる驚き

こんなに脳内エネルギーを消耗してたら

勉強に回す脳みそが動きません。


それに

今まてできなかったことを

始める、とか、どうにかするって

ものすごい大変なので

動き出せなかったりするんです。


大人でも

自分の生き方、変えなさい!

って言われても

なかなか動き出せない。


話がそれました。


観察してください。

最低1ヶ月。

できれば3ヶ月。


観察して、

本当に親御さんが将来を絶望するほど

子供さんは「ダメ」なのか

ちゃんと判断してください。


成績が下がってしまう。と思っているなら

本当に成績が下がってきましたか?


朝、子供さんが起きるのが遅くて

学校に遅刻するかもしれない

と不安なら

ホントに遅刻してますか?


成績が下がると

どんな未来がやってきそうで

あなたは不安なんでしょう?


本当にそんな不安は

現実になるんでしょうか?


そこをちゃんと

見極めてください。


あなたの取り越し苦労である

とわかったことは

心配するのをやめましょう。


子供さんがこのままいくと

こんな悪い結果になる、

ということを信じていると


そうならないように

無理に子供さんをコントロールしようと

してしまうことがあります。


それはオススメしません。


そして、不安が取り越し苦労だとわかった人は

さっさと自分が楽しくなること、

自分が嬉しくなることを

自分でやってください。


子供が〇〇したら幸せ、とか、

自分の幸せを子供にたくしては

いけません。


一方、

1ヶ月、3ヶ月観察して

やっぱりあなたの予想通り

成績が下がったり

遅刻が増えていたら

ちゃんと子供さんと向き合って

話をしましょう。


観察してきたから

子供さんの行動の

改善すべき点は丸わかりです。


で、そこで、

子供さんのイケテナイところを

責め立てる話しは

最悪です。


それは話しではなくて

お説教。


お説教は

子供さんは聞きません。

反省する(ふりをする)かもしれません。

心を入れ替えます、

これから〇〇します、って

約束するかもしれません。


でも、

そんな反省、

そんな約束、

守れません。


今まだもそうだったはず。


だから、今に至るわけで。。。


何を話すのか、


それは

子供さんが、

現状についてどう思っているのか

この先どうしたいと思っているのか

そのために

親にどんなサポートをしてほしいと

思っているのか

ということをちゃんと聞くための

「話し」です。


観察してきたあなたには

「どうしてこんな行動を取るんだろう?」

「勉強しないといけないってわかってるのに

 なんで漫画ばっかり読むんだろう?」

とか、

子供さんの行動に疑問がわくはずです。

それを感情をこめずに

淡々と、どちらかというと

好奇心いっぱいで聞いてみてください。


つまり

子供さんから

話を聞き出すための

質問大会

です。


子供さんは

ひょっとすると

「こうしたい」を

言ってくれないかもしれません。


「怒られないように」

とか

「周りにあわせて、なんとか乗り切るように」

っていうことばかりに気を取られ

そんなことを

考えたこともないのかもしれないし


言っても怒られる

とか

言っても、どうせ尊重してもらえない、

どうせ、「こうしなさい」って言われる、

とか思っていたり


親の期待に答えたい場合は

本当はやりたくないことなのに

「(親の希望するものを)〇〇したい」

とか、

そんな場合は

自分の考えや気持ちを言わないことが

あります。



そういう時は

長期戦です。


専門家の力を借りるというのも

必要かもしれません。


なので、

とりあえず塾に行かせてみて

様子を見る

というのはアリだと思います。


なので、

塾に行かせても

期待通りに勉強するようには

ならなくて当たり前

くらいに思っておいてほしいのです。


いつか、

子供さんが

ちゃんと、

子供さんの「こう思っている」

「本当はこうしたい」を話してくれたら

できる限りサポートするよ、

ということを

きちんと伝えてください。


そこで注意することは

経済的に無理なことがある時は

隠さずにはっきり伝えること

親の「こうした方がいい」

を伝えてもいいですが、

伝えるだけなので、

子供さんが親御さんの提案を

受け入れない時もあるということも

踏まえておいてください。


勉強は大事です。

社会を生きる上での大事なことが

やっぱり、そこにはあります。





 

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