どうしても骨痛が緩和されない。
そこで定時の麻薬は増やして、さらに屯服用の麻薬も無制限としてもらった。
するとかなり痛みをコントロールできるようになり、当然ながら入院生活が快適側にシフトしていってる。
この"快適"が、まあいわゆるひとつのシャブ中の入り口体験かもね。
街中で出会った人から買ったが最後、悪い友達から受け取ったが最後、借金のカタに打たれたら最後。
こわ〜
ただね、問題は三つ。
まず、腎臓への負荷。
今のところ腎機能はダメージないが、いずれ腎臓がやられればこのやり方はできなくなる。
それまでは麻薬を増やせる。
骨髄腫は、病気の性質上腎臓を傷める可能性が高い。
今の自分は、骨髄腫の症状としては骨痛や骨折などの骨への影響と感染症のみ。
ふたつめ、あくまで痛みをマスクする誤魔化しの手法。
だから痛みはゼロにならず、必ず痛みは残る。
そして効果は一時的なもの。
最後に、麻薬を止める際に離脱症状が出てきて苦しむ。
言ってみれば、麻薬中毒の人が中毒から抜け出す時に感じる苦しみを体験する。
これは、過去経験済み。
もちろんガン治療のための合法的使用において。
てなことで、腎臓が元気なうちにやや快適な化学療法をやろうってこと。