席を譲るひと、寝たフリをして譲らないひと | ステージⅢから、涙を拭いて、踏ん張って ☆by 多発性骨髄腫患者エンつり(エンジニア+釣り師)

ステージⅢから、涙を拭いて、踏ん張って ☆by 多発性骨髄腫患者エンつり(エンジニア+釣り師)

多発性骨髄腫になりました。
残された命、楽しくやろう。
窓際だけど負けない!
再々発したけど負けない。


サッカー好き⚽️
釣り好き
お絵かき好き
料理好き
DIY好き

どうなんだろ?


自分は、電車やバスに乗るときは、杖を使っています。

転倒すると背骨がやばいからですね。

すでに2回背骨を折っていて、身長が7センチ縮んでいる状況。

そのうち1箇所は頸椎なのでさらにやばい。

さいわいにして、指先の痺れ程度の症状で済んでます。

背骨はね、髄(ずい)までいっちゃうとやばいですから。


そんなこんなで、電車やバスは不意に加速、減速をする可能性があるので、乗車時は杖を使ってます。

あるいは、外出して1時間以上連続して歩き回る可能性のある時も杖を持ってます。

股関節がやばいときがあるからです。

何度か歩けなくなったことがあるから。


ちなみに、カバンにはヘルプマークを付けてます。


釣りの時は、杖は持たないし、ヘルプマークも付けません。

もちろん、釣りは元気な時限定ですからね。

マイカーですし。

前提条件が違うわけです。


ただ、強い鎮痛剤は常に携帯してますよ。

いわゆる麻薬ですね。

緊急で動かなくてはいけない場合に備えて。

といっても、脊髄をザックリやられたら鎮痛剤なんて意味ないけどね。


そんな自分は、電車やバスで席が空いてれば座ります。

空いてなければ、立ってます。

健常者と同じモチベーションですね。


そしてそんな自分がそばにやってくると、大抵の人は寝たフリや携帯イジイジで視線をそらして、座席を死守してらっしゃいます。

だからといって、そういう人を恨んだりしません。


もっとドンと構えて自信をもって座ってればいいのにね。噛み付いたりしませんよー。

やましい気持ちを持つならば、席を譲って退散すればよろしい。ただそれだけの事。

見えないフリをするぐらいなら譲れば良いのに。カッコ悪いから。いい大人なんだし。


例えばね、誰かが自分に席を譲ってくれたとするよね、そうするとそれまで目を伏せて座ってた近くのオッチャン、オバチャンは途端に目を開けるのね。安心するんだろね。あー自分は座ってられるわ、てことなんでしょ。


自分が健康なころはどうしてたか。

何度も席を譲ったことはあるし、譲らなかったこともある。健常者でも無茶苦茶疲れてる時あるもんね。

ただね、卑屈な行為は慎んでました。フリはねカッコ悪いから。誇りある大人としてね。


座席争奪戦の強者にとって、優先座席なんて無関係です。もちろんヘルプマークも。

肌艶のいいオバチャンがデンと座ってるのを見たら、ぷっと笑いそうになります。




で、、


でね、最近、バスや電車に乗ってると、席を譲られることが少し増えてきたかな。


ありがとう、と言って申し出を辞退して立ってることもあります。

立ってられるときは立ってた方が足腰強くなるからね。

目的の駅が近い時とかは、立ってる方がいいよね。


譲る文化。変わってきたのかな。

ほんの数ヶ月前までは、絶対に譲ってもらったことはありませんでした。

それがデフォルトだったので、自分も期待はしてません。


ところが、ここんとこ席を譲られることがよくあるんですね。


なんでだ?

文化が変わってきてるのか?

それとも、ただの偶然か?


ただ、相変わらずエレベーターを占有する健常者は多いけどね。

てことは、偶然か、、。