トムさまと一緒にRPG 新感覚映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」 | 芸能&エンタメ☆トレンドNews

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 いや、トム・クルーズはやたらテンションが高かった。6月27日にザ・リッツ・カールトン東京で開かれた「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(ダグ・ライマン監督、7月4日全国公開)の来日記者会見に潜り込んできたけど、主演のトムは「今回は特にすばらしい旅だった」と終始ご機嫌。原作が日本の小説だけにリップサービスもたっぷりで、「この作品は日本のために作ったようなもの。日本に来ていることを誇りに思う。日本で交流できたみんなにありがとうと言いたい」とまくし立てた。



 確かに、日本の小説(桜坂洋著の「All You Need Is Kill」)を原作にこの映画が作られたというのは、日本人としてとても誇りに思える。それくらいドキドキわくわく感にあふれたすごい作品になっていた。



 地球は宇宙からの謎の侵略者、ギタイに襲われ、ヨーロッパの大半が支配されていた。人類は統合防衛軍を組織、重装備の機動スーツを着用してギタイに立ち向かうが、まるで歯が立たない。



 という荒唐無稽な設定が冒頭、ほんの数秒で説明される。そしていよいよトムさまの登場。広告代理店出身の実戦経験ゼロの男が、いきなり最前線に送り込まれ、あっけなく殺される。と次の瞬間、前日の同じ場面で目が覚める。これを延々と繰り返しながら、同じタイムループを経験したリタ(エミリー・ブラント)と出会い、戦闘スキルを高めていくという話だ。



 何度も同じ日の繰り返しというのは「恋はデジャ・ブ」を想起させるが、あちらが退屈な日の繰り返しなら、こちらは次々と危険が降りかかる。一つクリアしたらまた別の危険が待っている、といった具合で、まるでロールプレーイングゲームでステージを重ねるような新鮮さがある。



 しかも最初は観客もトムと同じレベルでステージをクリアしていると思っていたら、実はトムはもうすでに先を行っていたという場面もあり、このさじ加減の見事さは脚本のうまさか演出のよさか。ラストにもまだ謎解きが残されていて、見終わってもしばらく高揚した気分を味わえた。



 試写会はIMAXデジタルシアターで3Dでの上映だった。最初はめまぐるしいアクションシーンの連続に、ど迫力の立体映像で耐えられるかと身構えたが、まさにトムと一緒に戦場を勝ち進んでいくような感覚で、うーむ、映画もここまで来たかって感じだね。



 6月2日、109シネマズ木場で鑑賞。(藤井克郎)