前回、アクションまで出来あがったトイピアノですが。

今回は鍵盤のペイントに入り、完成までのご紹介です。

 

本体の雰囲気にあわせるようにアンティーク加工を施すため。

まずはクラック塗料(自然塗料で無色)を塗ります。

 

そしてその上にマット調の白盤の白を塗り。

マスキングで養生して黒鍵を塗っていきます。

 

すると。

塗料が乾いていくにつれて、表面にクラック(ひび割れ)模様が作られて。
良い雰囲気になっていきます。

 

 

ここまで来たらもう完成まであと少し。

 

接着が外れてしまっている部品を"にかわ"で接着し。

最後に、アクションを取りつけます。

 

そして、やっと、やっと。

修復作業が終了です。

 

アクションの動きもスムーズで、ひと安心。

3オクターブの、豊かな音が蘇りました。

トイピアノとは思えない、存在感のある楽器です。

 

皆さんのお家にも飾っているだけで音の出ないアンティークのトイピアノがありましたら、ぜひご相談くださいませ♪

ただいま、ご依頼を受けましたトイピアノのリペアをしております。

 

こちらのシェーンハットのトイピアノ。

見ての通り、3オクターブもある大型のもの。
22個の鍵盤が並んでいます。

まずは、中に溜まった100年分ほどの埃を取り。

汚れを落としてからとりかかります。

今回、このトイピアノにはアクションが2個しか残っていなかったので。

部品をイチから作り始めます。

 

あとはこれを取りつけて、完了ですが。

 

その前に。

今回は、鍵盤の塗装もご依頼いただきました。

 

すっかりペイントが剥がれてしまって。

黒鍵と白鍵の区別もあいまいになっているので。

丁寧に塗り直します。

 



せっかく味わいのあるボディや装飾板の雰囲気を壊さないように。

アンティーク塗装を施していきます。

(つづく)

 

あけましておめでとうございます!


新しい年が始まりました。
今年もイベント、ネットショップとも、どうぞよろしくお願いします。

楽しいENSEMBLEをご紹介していけるよう、店主も頑張っていきたいと思います。

今年の仕事始めは。
年末にご依頼頂いた、2台のトイピアノ。

リペア作業からスタートです。

今回修理のご依頼頂いたピアノ。

どちらも、大変珍しい型。

ひとつは、トイピアノなのに鍵盤が3オクターブ!

シェーンハットのアンティークピアノ。

 

そしてもうひとつは。

鍵盤カバーに「1872(おそらく年号)」と記された打弦型のトイピアノ。

 

修理の前に、まず、メンテナンス。

汚れを落として、状態確認からスタートです。

 

リペアの様子はブログでもご紹介しますので、是非ご覧くださいませ♪

徐々に楽器の形をしてきたトイピアノ。

次は発音部分の鉄琴部分の修理をします。

この鉄琴部分を止めている釘には、糸が巻きつけられていたようで。
釘と発音部分が触れあわないようになっていたみたいです。

 

30個×2か所の計60回。

糸を巻きつけていきます。
地道に、大事な作業を続けます。

 

アクションも付いたし、糸も巻いたし。

これで発音構造のパーツが完成!

 

そして最後に。
鍵盤を本体に取り付けていきます。

 

鍵盤の裏側にある溝に、布を挟み込んで固定していきます。

本体の木材も鍵盤も使用感があり、歪みもあり。

鍵盤同士を等間隔に接着するのが、至難の業。

慎重に、慎重に。

作業を進めます。

 

そして、組み立て完了!

 

あとは、微調整。
タッチの悪い部分や発音しにくい所などがないかどうか、確認。

そしてついに完成したのがこちら。

今回、外側は何も触っていません。

 

 

その美しさは、アンティークならではの趣が伝わってきます。
グロッケンのような透明感と、ちょうど良い残響が残る、豊かな音色が蘇りました。

今回、大型のトイピアノをリペアしました。
100年前の音が蘇り、とても心浮き立ちました。
また機会があれば、トライしてみたいです。

皆さんのお家にも飾っているだけで音の出ないアンティークのトイピアノがありましたらぜひご相談くださいませ♪

 

次は、各部品の製作です。

ご依頼のトイピアノは大型で、細かい部品の数もたくさんあります。

劣化したアクションを作り直したり。

足りない木のパーツや重りなど、細かいパーツを製作したり。

やっと全ての部品が揃いました。

 



ここからは折り返し。

ピアノを復元していく作業に入ります。

まずはアクションを本体に取り付けていきます。

一つずつ固定させていきます。

この作業が終われば、次は鍵盤を取り付けていく作業が続きます。
徐々に楽器らしい構造がよみがえってきました♪

(つづく)

前回、汚れを落としたトイピアノ。

次は、部品をどんどん外していきます。

 

鍵盤の上に散らばっているのはアクション。
ボロボロに風化して、使い物になりません。
これをひたすら外していきます。

 

木片だけを残します。

 

 

解体作業が続きます。

細かく見れば見ていくほど、とても丁寧に作られているなぁ、と。

つくづく感じ入ってしまいます。

(つづく)

 

先日。

ENSEMBLEで100年前のアンティークトイピアノをお買い上げくださったお客様。

「かなり」のトイピアノファンで、ご友人たちに演奏されているとのこと。

 

こちらのお客様からお問い合わせがあり。

「自宅にある別のトイピアノを修理できないか」とのご相談がありました。

お話を伺い、何度かやり取りをさせていただき、今回リペアを引き受けることになりました。

 

修理をお受けする大前提として。

発音部分のグロッケンのような「鉄板」が、すべて残っていなければ、リペアできません。
なぜなら、楽器の音程や音色に関係してくるので、代替できないためです。
違う鉄板を付けても、音程が狂うし、もはや、シェーンハットじゃなくなりますから。

 

今回のトイピアノは「鉄板」がすべて残っていたので、条件クリア。

手元に届いて開梱すると。思っていた以上に、とにかく大きい!

 

横に、同じ「シェーンハット」のグランド型のものを置いてみたのですが。
もはや、トイピアノじゃないみたいです。

美しい装飾が施され、外観の状態も良くて。

ペダル(もちろん使えません)も、とても可愛い。


思わずため息が出る、素敵なトイピアノです。

 

シェーンハット社は19世紀後半に設立しているので。

恐らく、創業した頃のものではないでしょうか。

音を出してみたのですが。

柔らかい澄んだ、とてもキレイな音色です。

 

うっとりしていても仕方がないので、中を開けてみると。

経年によって、アクションがボロボロ。
接着していたパーツも、所どころ外れてしまっていました。


修理の前に。

おそらく100年分溜まってたであろう、埃を取る作業から開始です。
分解している間にも、指先が真っ黒になりました。

 

鍵盤の奥の部分もブラシで掃くと、すすが舞い飛びます。

(つづく)

西宮のコミュニティFM局、さくらFM(78.7MHz)に出演してきました!

 

左から店主、甲南大学仏文教授の上村先生、パーソナリティの今津さん。

 

放送開始前からお二人のトークが面白くて。

どこからが放送でどこからが本番か分からないほど、すぅっと放送に入っていきます。

30分の出演のなかで。

お店のこと、買い付けのこと、フランス音楽のことなど、色いろお話させてもらって。予告通り、トイピアノも弾かせてもらいました。

実は数年前にも一回出演させてもらったことがあって。

その時は上村先生の「お留守番」という形で、フランス語教室Decouverteの松原先生とご一緒でした。

今、アンサンブルには実店舗がありませんが。

西宮の方々や地域には今でも色んな形でお世話になってて。

そういう繋がりって大切にしたいなぁ、と思います。

今津さん、上村先生、さくらFMスタッフの方々。

本当に楽しい時間をありがとうございました!

また機会がありましたら、ぜひよろしくお願いします♪

 

このブログでも度々お知らせしている、『ル・バリュシュ・ドゥ・ラ・ソグルニュ [Le Balluchue de la Saugrenue』。

 

20世紀初頭の音楽を再興し、エスプリ溢れる音楽を繰り広げるフランスの5人組。
今年もビルボード大阪で来日公演があります。
画像はそのピュブリシテ(広告)なのですが。

 

裏面の紹介記事。

わたくし。アンサンブルの店主が書いております!!

(画像も大きめにしてますよ)

 

出来るだけ、ミュゼットの雰囲気を彷彿としてもらえるよう書いてみました。

お時間のある方は、ぜひワインを片手に、古き良き時代の音風景と現代フランスのミクスチュアに浸ってみてください。

 

実は店主も当然聴きに行くつもりだったのですが。

まさかの予定がブッキング。

身体が2つあったらいいのに。

その予定ですが。
7月5日の夜21時から、西宮のさくらFMに出演します。
2-3年前に1度出させてもらったのですが。

今回もフランス音楽の話、お店の話、アンティークのお話etc.を30分ほど。

和気あいあいと生放送予定です♪

 

こちらもぜひお聞きくださいね。

音楽の「聴き方」は人それぞれ。


素晴らしい作品を聴いて、他のアーティストの同じ曲を聴き比べたり。
その作品やアーティストにまつわる情報を探したり。
そして、同じように演奏したいと思い、楽譜を手に取り、自ら演奏したりと。

 

僕たちをシャンソンの魅力へと導いてくれるベツレヘムの星、エディット・ピアフ。
彼女の壮絶な人生は、いつも人々の関心を集め、その歌声は今なお焦ることなく僕たちの心に入りこんできます。

 

 Sold out Merci !

 

これまでもいくつかご紹介してきましたが。

当時の雰囲気を伝えてくれる、シャンソン楽譜を数点追加しました。

 

コンプリートの楽譜も重宝しますが。

出版当時のこれらの楽譜を見ていると、五感を通じて彼女の生きていた時代を手にしているような。
そんな気にもさせてくれます。

 

表紙のピアフの写真。 

眺めていてふと気になったんですが。
みんなやや上を向いて写ってますね。


これって、ピアフ自らが指示してこのアングルにしているのでしょうか。

ちょっと気になりました。