
Squier Affinity Jazzmaster 改 ③ 完成
②の続きです。
今回の③で完成です。
①の記事
前回②の記事
さて、一応の完成を見たかのように思えたSquierジャズマスター改ですが、コントロール系の配置がどうしても気に入らず…
結局そこを妥協することはできず、配置を再度弄ることに。
しかし、単純に配線だけ少し直して位置を入れ替える、という訳にはいかないわけです。
何故かと言うと…

うん、良い!カッコ良い!!(自己満足です)
で、肝心の音なんですが、これがまた自分のギター改造史上最高傑作の1本になってしまったんですよ。(自己満足です)
まず、生音が良い。
ただのSquier、そしてごく普通のバスウッドボディなんですが、何故だがすごく鳴りが良い。
しかし改造前は全くそうは感じなかったので、ザグリを拡張したことやトレモロを付けたこと、ナットを交換したことなど諸々の複合的な影響のせいかとは思いますが、結局何が決め手になったのかは全く不明です。
そしてアンプに繋いだ音もこれまた良い。
Fenderのピックアップと1MΩのポット、そして0.033μFのオイルコンデンサーが良い感じに相互作用した結果でしょうか。
本家本物のジャズマスターはもっとジャキジャキした音が出る印象ですが、このSquierジャズマスター改はブリッジがノーマルタイプというせいもあってかそこまで金属的な音はしません。ですので本来のジャズマスターの音とはやっぱり違うんですが、乾いた金属的な音のテイストは残しつつ、幅広いジャンルに使えそうな絶妙な音のバランス、レンジの広さを感じます。
じゃあ音もアップしろよという感じですが、それは今までもこれからもやるつもりはありません。何卒ご了承ください。
そしてさらにミニスイッチについてです。
本家のジャズマスターにはプリセットスイッチが付いてるわけですが、自分程度の腕なら絶対に不要だということ、また、他にもジャガーにはローカットスイッチ、ムスタングにはフェイズスイッチなどが付いているわけですが、やはりどれも自分には不要だということ。そうなるとそもそもスイッチ不要論が選択肢に入ってくるわけですが、それはそれで面白くない。
今の自分の腕でも扱えそうなスイッチは何か…
ジャズマスターはシングルコイル…
となるとやはりここはシリーズスイッチでしょう!
これはターボスイッチなどとも呼ばれる、2つのシングルコイルを直列(シリーズ)接続して鳴らす配線です。
構造的にはハムバッカーと近い感じになるので、ハムバッカーと同程度とまではいきませんが音は太くなります。
実は以前手持ちのストラトキャスターにシリーズスイッチを採用したことがあるんですが、効果と汎用性がイマイチだったので結局元に戻したという経緯がありました。なので今回も少し懐疑的ではありましたが、このジャズマスターを使ってまたやってみようという気になったわけです。
すると、これがまた大当たりでですね。
フロントとリアのミックスの音とはまた全然違ったテイストの、まさにハムバッカー寄りの、中域あたりがしっかり鳴る音が出てくれるようになりました。これが非常に使える音だったので、このギターの汎用性をさらに高めてくれたのでした。
今回の改造では、安物の2ハムジャズマスターもどきが本当に弾いてて楽しくなるギターに変わってくれました。
うまくいきすぎて何だか次の改造が心配になってしまうような…そのくらいの出来でした。
これだから安ギターの改造は止められない。
本当に困ったもんですよ。