地獄とはよく言ったもの | †エノケンと咲と、ときどき…†

†エノケンと咲と、ときどき…†

『エノケン(人間)』と
『咲(サク・ヨークシャーテリア)』と、
ときどき……フフフ(*´∇`*)
笑ってやってくだせぇ~(・ε・)b

前日の夜中入院から24時間経過。

成果と言ったら「破水」だけタラー

破水したからって陣痛が弱まるわけでもないので

ご飯も食べれず

スヤスヤソファでいびきかいて寝てる旦那を横目に

毎回30秒以内に大きな痛みで眠れず。。

気が狂いそうでした(-""-;)


この時にはすでにエノケンは

満足に動くことすら出来ませんでしたが

旦那はよくやってくれてましたキラキラ

ずっと背中擦ってくれたり

飲み物を買いにいってくれたり

ストローさして飲ませてくれたり

家で咲が待ってるからとご飯・散歩をしに帰ったり

本当に助かりました、ありがとうねチューラブラブ


さあ、破水してから初の内診へ。

担当の先生「うん、まだ5~6センチだね」

えぇ~!?破水したのに!?!?

マジかよ……(;´д`)


もう朝御飯を食べる気力すらなく

ただただ痛みに耐えていたエノケン。

いや、「痛い~痛いよぉ~」と叫ぶ化け物。

MAX痛い時は

「もうやめてぇ~!!」

「痛みこないでぇ~!!」

「来る!来る!!来る!!!……痛い!!!!」

「もぉ~やだ~!!」

「(半べそ)痛いぃ~死ぬぅ~」

めちゃくちゃ叫びまくりましたよ。

「もう二度と妊娠なんてしない!」

とまで旦那に言ってやりました。

だって、旦那のお兄ちゃんの奥さんは

5時間で出産。

旦那の下の妹は破水から11時間後の出産。

なのにエノケンは一日たってもまだ産めない。

満足に食べることも寝ることも動くことも出来ない。

本当に地獄でした。


次の検診でも

担当の先生「子宮口、前見たときと変わらないねタラー赤ちゃんも下がってない」

また陣痛がくるように激痛に耐えて

動かないといけません。

(もういっそのこと殺してくれ)

マジで思いました……(-_-;)


その時少し無理な体勢をとったせいか

ブワっと下から羊水が!!

急いで助産師さんを呼ぶと

点滴に繋がれて

助産師「これで赤ちゃん下りてくるかも」

のひとこと。

本当に?今度こそ信用するぞ?

痛い思いして動き内診へ。

担当の先生「子宮口は開いてきてるけど、赤ちゃんは上にいるね」

(やっぱり(-_-;))

取り敢えず痛みに耐えながら同じ動作を繰り返しました。


「早く帰りたい…咲と過ごしてた穏やかな時間に戻りたい……」



どんなに願っても痛みだけが

強制的に現実へ引き戻す。

そんな時助産師さんが

「子宮口は9センチになったし、赤ちゃんを下げる為にも点滴(陣痛促進剤)してみる?」

そう提案してきた。

エノケン「点滴してどのくらいでおりてきますか?」

助産師「夕方までには」

エノケン「夕方!?」

今やっとお昼になったばかり。

ご飯も食べれず、眠ることも出来ず、

それなのに痛みは増す……

正直やりたくなかった。

もう痛みから少しでも逃げたかったから。

でも旦那が

「これ以上長引かせるより早く終わらせよう?」

旦那のお母さんも来ていて

「早く終わらせた方が赤ちゃんもお母さんも苦しくないよ」

点滴をすることになった。

点滴入れて徐々に痛くなる。

そして踏ん張った先にある痛みの繰返し。

例えるならうんちする時に踏ん張ってたら

その向こう側(もっと奥底)がひっくり返るような、

体が『ビクンッ!』と痛みを伴って

自然に動く感じ。

でも、これが出産なんだなって

生んだ後に実感した。

今までに感じたことがなかったし

想像もしてなかった『ビクンッ』

ママになるって新な体験の先にあるものなんだね。

本当にお母さんって凄いと思った。


さあ!点滴のお陰で子宮口は全開(10センチ)!

赤ちゃんの頭もおりてきた!!

助産師「よし!生む準備しよう!!」

何度も『ビクンッ』からのいきみ。

もう痛いってよりは

止まらないいきみの波にただ従うだけ。

何度したのか分からない。

助産師さんに何度も

「あと何回すると生まれますか?」

って聞いてた。

ヘトヘトになって、でも波からは逃げられず

やっと頭が見えてきたと声が聞こえ

担当の先生が来てくれて

片手で数えられるくらいのいきみで

担当の先生「頭出てきたよ!」

エノケンの左横にいた旦那も

エノケンの肩を叩いて合図するも

エノケン「いいから早く出してー!!」

目を開けることも出来ずいきむと

ーーブワッ……ツルーン!ーー

温かい水と共に大きい何かが出てきた。

やっと目を開けて見ると

目の前で肌が紫色っぽい赤ちゃんが

チューブで何かすわれていた。

↑背中しか見えなかったので。。

そのうち鳴き声が聞こえてきた。

「オギャーオギャー」

担当の先生「おめでとう!女の子だよ!」

夕方5時29分に誕生キラキラ

(生まれた……私の赤ちゃん!!)

旦那「あんな声してたんだね」

旦那の嬉しそうな顔。

(ああ、生んで良かったな(*´-`))

心からそう思った。

助産師「はい、赤ちゃんですよ~」

エノケンの左側に赤ちゃん。



助産師「なんと4360グラムでした!」

エノケン&旦那「4360グラム!?」

担当の先生「凄いね!!今病院にいる赤ちゃんの中で一番大きい!!」

マジかーだから中々出てこなかったのね……

4000グラムはいってないだろうと

みんな思ってたのに4000グラム以上。

これは一ヶ月検診が楽しみやわ~w


助産師「ちょっと赤ちゃん預かりますね」

一旦赤ちゃんとバイバイ。

担当の先生「大きすぎて会陰裂けちゃったから麻酔して溶ける糸で縫うね」

会陰切開をしたくなかったエノケンは

毎日会陰マッサージして頑張ってたけど

大きい赤ちゃんには敵わずw

でも陣痛よりも痛くないし

マッサージのお陰なのかそんなに酷くないらしい。

ーーチクチクチクチクチクチク……ーー

終わった頃にまた赤ちゃんが戻ってきた。

助産師「じゃあご家族の方呼びますね」

エノケンの父ちゃん、母ちゃん、上の弟、下の弟

そして旦那のお母さんが入ってきた。

「お疲れ様!頑張ったね!!」

「赤ちゃん可愛いね!」

待ちに待った赤ちゃんにみんな笑顔!

この後旦那の上の妹、下の妹と赤ちゃんが来てくれた。

「おめでとうございます!お疲れ様でした!!」


本当に頑張ったなー(*´ー`*)

エノケンが今一番したいこと。

それは「寝ること」

とにかく寝かせてくれ!!!!w


そんなこんなで1月10日に無事出産しましたウインク

これからが大変だろうけど

エノケンママ、頑張ります!!