いわき市泉町滝尻の伝統芸能「滝尻棒ささら」。

夏が戻ったかのような晴天のなか、町内の諏訪八幡神社へ12演目が奉納されました。

滝尻棒ささら保存会と滝尻青年会のメンバー皆様による、お囃子、棒術、獅子舞です。

私が制作した絵のぼりも旗印としてお目見え。大変ありがたいことです。

 

 

 

毎年9月第三日曜日、棒ささらは計12演目が行われます。

 

子供棒術を花棒とよびます。こちらは花棒の相半棒

 

花棒の相薙刀

 

相六尺。児童が頑張ったあとは大人の棒術が始まり、いっそう迫力が増します。

 

相白刃

 

背負投。シャッターミスで背負い投げの瞬間が撮れず、残念。

 

時雨

 

水引

 

素鎌

 

相薙刀

 

山陰。演目が後半になるにしたがい、躍動感ある棒術に。

 

天狗倒

 

手付

 

山田

 

十本続

 

棒術のあと、五穀豊穣を願う獅子舞が神に奉納され、高揚感ある余韻を残しながら祭りは終了。

 

三匹獅子舞

 

剣聖塚原卜伝の息吹を今につたえる、伝統芸能の貴重さをあらためて感じるお祭りです。

 

私は制作資料として江戸期の節句絵のぼりを収集しています。

現代ではめったに描かれない古典を拾いあげ再現することは、大げさに言えばこの職業の役目なのではないかと思います。

 

現在制作中の新作は、「笛吹童子 騎牛帰家(きぎゅうきか)図」。

禅で悟りに至る修行の段階を、10種類の図と詩で表した禅画「十牛図」。

その6番目の段階が、迷える自らを取り戻し心の平安を手にするという「騎牛帰家図」です。

悟りを求める現状の自己を童子、脱走したのち捕らえた牛を理想の自己として表現しているそう。

絵面としてはちょっと地味かもしれませんが、ぜひレパートリーに加えたい古典です。

 

下にご紹介するのは、江戸後期に男児の節句祝いとして飾られた「笛吹童子 騎牛帰家」絵のぼり。

作者&制作地不詳。

心豊かな子供の人生を願ったのだと思われますが、たいへん素朴なタッチで作者名も無い市井の作。

このような禅画が、広く民間に親しまれていた当時の文化水準に驚かされます。

工房の所在地に、江戸時代より伝わる郷土芸能「滝尻棒ささら」。

地元のお祭りに貢献すべく、オリジナルの絵のぼりを制作しました。 

滝尻棒ささら図絵のぼり / 辰昇作 木綿に肉筆 約180×約90cm

 

滝尻棒ささら 本祭日程 : 2019年9月15日(日) AM 9:00~ (毎年9月第二日曜日)

場所 : 諏訪八幡神社 / いわき市泉町 ほか町内各所

 

 

地域に伝わる勇壮な棒術を、江戸の香りただよう武者絵で表現しました。

 

滝尻棒ささら(ササラ)由来

塚原卜伝の高弟吉田氏が、滝尻村の農民に護身術として棒術を教えたのが始まり。

滝尻から習いいわき市内各所に広まったとか。

余談ですが地域には「吉田」姓が多く、私辰昇も吉田。

個人的に歴史ロマンを感じさせる由来です。

 

のぼり旗の文字は、泉町滝尻地区の泉書写書道教室上遠野智先生が担当されました。

お預かりした文字を拡大して書き入れです。

 

滝尻棒ささら(写真撮影2017年9月16日)

※写真の宵祭りは招待者のみです。

一般のお客様は、ぜひ本祭りをお楽しみください。

 

BEAMS(ビームス)&福島県の共同企画「ふくしまものまっぷ」。
この度なんと当工房いわき絵のぼり吉田が、ビームス様とコラボさせていただきました。
新宿の店舗ビームスジャパン様で、3月の一ヶ月間が販売のメインとなるコラボ企画です。

イメージ 1イメージ 2

私が原画を描き、ビームスジャパン別注Tシャツ&ハンカチが誕生。
皆さまに「いわき絵のぼり」を知っていただくきっかけになれば嬉しく思います。

イメージ 3

「BEAMSコラボ/ふくしまものまっぷVOL.15 いわき絵のぼり吉田」
寄藤文平様の描き下ろし、素晴らしい表紙のパンフレットです。
ぜひ新宿のビームスジャパン様店頭で、お手に取ってください。
店頭には今回のTシャツに使用された絵のぼり原画も展示されます。


*なお、まだ手元には製品の現物がございません。
工房で扱うか未定ですが、続報を後日ご紹介いたします!

1月12~14日は、「ひな人形・五月人形大御奉仕会」に参加(会場/ビッグパレットふくしま、主催/人形の東月)。
室内用の「いわき絵のぼり制作実演」を行う予定です。
工房である程度進めた絵の仕上げ作業をやります。

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

*写真は切画師風祭竜二先生の干支色紙

ことしも工房に飾らせていただき、大変ありがたいです。

イメージ 1
11月7日、いわき市小名浜アクアマリンパーク「おなはま竜宮城まつり」に参加し、「いわき絵のぼり制作実演」を行います。

このお祭りは水族館の国際会議「世界水族館会議」の付属イベント。
会議が日本で開催されるのは22年ぶりだそうで、今回福島県いわき市のアクアマリンふくしまさんが開催園館です。
イメージ 1
イメージ 2
イメージ 3

オリジナル手ぬぐいの新作が染め上がってきました。
注染本染めです。
イメージ 1
いわき絵のぼりを縮小した「のぼり鍾馗(しょうき)」のニューバージョン。
型染めらしい、すっきりとしたデザインになったと思います。
イメージ 2
今回は厄除けの鍾馗さまに加え、「竹」竿に「吉」紋で、おめでた尽くしの手拭としました。
イメージ 3
吉紋は当工房の吉田にもちなんでいます。
イメージ 4
まだ時季ではありませんが、手軽な五月飾りとしてお楽しみいただければと思います。


このたびグランドオープンされた「イオンモールいわき小名浜」様に、私の「いわき絵のぼりアートパネル」が展示されています。
地元伝統文化のひとつとして、素敵な空間に使用していただきました。
誠にありがとうございます!
イメージ 1イメージ 2イメージ 3イメージ 4イメージ 5イメージ 6
イオンモール様側が絵のぼりトリミング個所を指定。
それぞれ「桐鳳凰」「鍾馗(しょうき)」「鯉の滝のぼり」「若駒」の絵の一部です。
パネルはモノクロで統一されるため、絵の指定箇所を墨絵で制作。
スキャンの都合上、原画はA3サイズ。
アートパネルは2mに拡大されています。


お立ち寄りの際にはぜひご覧ください。
場所は2階ATMコーナー付近、中央WCへの連絡通路です。

関係各位の皆様、たいへんお世話になりました。
イメージ 7イメージ 8イメージ 9イメージ 10
今年制作した絵のぼり。
室内用絵のぼり(壁掛式)「鯉の滝のぼり」です。
私の彩色画のやり方は、初めに墨で線と濃淡をザックリと。
それから墨を残すよう意識して彩色です。
イメージ 1イメージ 2イメージ 3