「犬の歯の話〜①前歯〜」歯の形態と機能編 | そらのしっぽ〜my adorable doggies〜

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杉並区西荻窪にて「 犬の歯磨きと無麻酔クリーニング」また「オーナー&ドックトレーニング」をメインに、我が家の4ワンズとの日々徒然、犬と共に楽しむ!を発信しています。

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「犬の歯の話〜①前歯〜」 ・ 1枚目はお口を閉じた状態で正面から見た前歯。2枚目は上の前歯。3枚目は下の前歯。 見ての通り犬の歯は人の歯とは違いそれぞれ特殊で複雑な形をしています。 人の歯って一見前歯はただの板のようだけど、犬の場合は?? そう! 上は両脇に小さな返しのついたヤリ状の形をしており、下はまるで親指だけが動くミトン型の手袋のような形です。  小型犬ではよくここが歯周病になり、ミトンの手首が伸びて、腕の部分(歯の根)が見えて揺れてることがありますね。 では人と犬の前歯は何が違うの?? ・ 人の前歯は麺類など長いもの細かな物を噛み切ったり発声するのに使いますが、犬は捕らえ獲物や食物を口の中へ取り込む役目をしています。 また物をかじったり毛繕いの時、犬同士のコミュニケーションで口を使う、お互いのグルーミングなどにも使いますね。 また口の中に取り込んだ食物を逃さない(食べこぼさない)役割を持っています。 そして舌を正しい位置に収めておく役割を果たします。 ・ よく一般獣医で抜歯をする際の口実として、犬は食べ物は丸呑みだから、前歯がなくても問題ないと言う話を聞きますが、これは間違い。 それはなぜか??もう分かりますよね。 体にあって不必要な物ってのはないのですよ。 前歯がなくなれば、舌が隙間から飛び出て、それが常になれば舌の筋肉が硬く萎縮し動かし辛くなったり、口が乾燥しやすくなったり、もちろん水や食べ物が溢れやすくなっり、歯並びが悪くなり噛み合わせが悪くなったり、こういった弊害は人と同じなの。 でも人と違うぱっと見てわかるもう一つの事は、人の前歯は2本に対し犬の前歯は正面から数えると3本あります。 犬がリラックスしてる時、歯磨きの時にそっと唇をめくって覗いてみてください。小さな可愛い前歯がありますよ。 ・ この形は加齢や生活環境内での齧る行為により削れてしまい、真っ平らになってる事もあります。( もちろん個体差により若干ですが、歯の形や大きさも違います ) これについては次の回でお伝えしましょう。 あっ!そうそう豆知識〜人の歯って、その人の顔の形や体型と似てるんですよ(笑) 身近な人の顔や体型と前歯の形そっと観察してみてね。 ・ 歯科衛生士、K9ハイジニスト®︎( 犬の歯科衛生士として活動するにあたり登録した名称 )として考察や解説をしております。 日々徒然、犬アカウント @sola_no_shippo そらのしっぽ盆栽部門 @mamebon_solanoshippo も更新中 #そらのしっぽ#ドーベルマン#ミックス犬#多頭飼い#ドッグトレーナー#歯科衛生士#K9ハイジニスト#犬のデンタルケア#犬のオーラルケア#犬の歯磨き#無麻酔歯石除去#杉並区#西荻窪#犬と過ごす時間#営業中#そらのしっぽデンタルケア#そらのしっぽドッグデンタルケア#そらのしっぽ犬の歯磨き#そらのしっぽ無麻酔歯石除去#歯の形態と機能#前歯

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