覚書き〜ジンの事〜① (急変からの緊急オペ、回復まで) | そらのしっぽ〜my adorable doggies〜

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杉並区西荻窪にて「 犬の歯磨きと無麻酔クリーニング」また「オーナー&ドックトレーニング」をメインに、我が家の4ワンズとの日々徒然、犬と共に楽しむ!を発信しています。


2018/02/25  なごみ散歩 の開催当日、早朝から急変した 我が家のJINの経過と回復まで。

誰にでも起こりうる病であり、また今後の参考になる事もあるやもしれませんので、長くなりますが ここに残して置こうと思います。

まず 病名としては、『消化管穿孔』
十二指腸潰瘍から組織が壊死して穿孔した状態でした。

2/25日 の時点では、原因病名は確定できず、消化器疾患による嘔吐下痢。
起床後トイレだしすると、背中を丸めて痛みのある歩き方、トイレに行くもドスンと座り込んでしまい、背中を丸めて苦しそうに座り込み戻るを3回ほど繰り返し、ここから激烈な頻回の嘔吐が続く。
嘔吐時も前日の未消化フードができると、黄色、白、泡などの粘着質の液体を吐き戻し、嘔吐するにも痛みで震えがくる。
落ち着きなく具合が悪いまま歩き回り、立って背中を丸めたまま悲鳴をあげだした。

この時点で尋常ではないと判断し、この早朝のタイミングで 仲良くしてもらってる近所のマヨちゃんに連絡がつき、何があっても全てを彼女に一任して迎えに来てもらい病院へお願いさせて頂きました。


『こんな瀕死の状態の犬、しかもパワーのある大型のオスで、いつ何があるかわからない状況で、事情を察して全てを快諾してくれたマヨちゃんには、本当に感謝です。
この日は 八王子での「なごみ散歩」皆さんが楽しみに足を運んでくださる日。
全てをマヨちゃんに託し、またマヨちゃんが仕事をしっかり差し支えないようにと、必要最低限の連絡をタイミングを見ながら連絡してくれていたので、滞りなく 仕事と向き合う事も出来ました。』


JINは待合室でも震えながら嘔吐し、夕方まで検査入荷となり検査時にも三回ほど嘔吐したとのこと。
夕方担当医と病院にて、この時点でCRP(炎症反応値)は 6.8 ≦ 0.7  かなり炎症がある事が一目瞭然。

レントゲン、細かなエコーでは、大きなこれだと言う原因がわからず、胃、腸にガスが数カ所たまり本来の蠕動運動がほぼなされておらず。

『消化管アトニー(運動低下) 』とのこと。

ここに至るまで、実は この週の初め月曜の留守番時に、最近はやらなくなってたイタズラをし、クレート内の長座布団をぶっ壊し、火曜の留守番では 30分ほどのお使いの間に、ペルシャ絨毯の裏の塩ビの補強をぶっ壊していたこと。

その前週末より、右前脚が触っても痛みはないのに歩き方がビッコになり、月曜から鎮痛剤を飲みはじめていたこと。

この事から もしかすると異物による 閉塞ではないかとの話もしたが、腸の動きは著しく悪くなってるが 閉塞してる所見が見えておらず、この時点では開腹のしようもなく、血液検査でもCRP以外には 白血球が少し上がってる程度で他は悪いとこがない。
急性、慢性膵炎も現時点ではないと思われるが、もしそうだとしても 治療法は同じと言う事で、輸液、注射による投薬となった。

この日は 激烈な症状だったので、1日入院して様子を見ることとなった。

翌日 2/26 月曜 夕方お迎え CRPが15.2まで上がってしまってるが、今後この上がり下がりを繰り返し改善して行くか、高い数値のままなら 内視鏡、試験開腹も視野にいれる。
先代から故意にして頂いてる獣医師の先生にも相談したり、出来得ることは 手を広げ情報を集め、また こちらの担当医にも この時点で 原因特定のための CT、 MRIや内視鏡はどうか? なども打診相談しました。
バリウムはこの時点では 体に負担になるのと、閉塞してない場合は流れるので意味がなくなること、またらステロイド使う治療についてもきいたが、現時点ではステロイドは穿孔などのリスクがあるので使わない、感染性のものではないので、抗生剤も現時点では使わず、1つずつ経過を追いながら進めていく事に。


病院では排泄を、我慢してたので病院を出て、何度も長いチッコがでる。
自宅に戻り大量の下痢を一回。
不快感痛みのせいか なかなか落ち着いて座れず、ファンヒーターの前でまるまったり、横になれない。
食欲は示し、ドライを50gふやかし、250cc飲水
ドックベットでお漏らししてたいた。(布団に来てから下半身を非常に舐め、翌朝気付いた) 布団では 隣で一晩中丸まったまま今まで聞いたことのない物凄い大きな寝息と呼吸に合わせて震えもある。

2/27 火曜 起床時に口がアンモニア臭
粘膜などを介護用スポンジで何度か拭うが、やはりにおいがあり、腎臓? 病院にて聴診、触診、血液検査では腎、肝には問題ないし。
ではどこからくる臭い?

27日朝の時点では CRP6.6に下がり、白血球数も下がっている。

翌28日は 仕事上どうしても外せない 年1の講習があります、長い時間 JINを置いて家を空けるのはできないので、27日は病院にて入院、翌日お迎えとした。

2/28 水曜日
講習中に担当医から連絡が入り、晩と朝は1カップずつフードを食べてるが、トイレに出すと下痢が始まってるので、投薬が始まったとのこと。
ただこの日はCRPがさらに下がり、
6.6→4.6 ≦ 0.7  もちろんまだ高いが下がり傾向に⁈

講習ではJINの犬舎のオーナーさんとばったり、ドベやその他犬種の異物による閉塞の話など色々伺った。

お迎えのあと、いつもの公園によると  やはり下痢してるのに我慢してたんだね。
出すもの出して少し元気も。
そこへラン友 もーちゃんの車が! パパさんと 誤飲の話などしながら、調子悪いながらもレレイの誘いにのった笑顔のJIN。

家に戻ってご飯が待ちきれなくて、ウロウロ 食欲もあり、その後 21:30pmには ドックベットで寝出した。

布団に来てからは やはりら丸まったまま、寝息はないのだが、少し震えを感じる。

3/1  木曜日
早朝6:00  腕枕で横に丸くなってるJIN
呼吸時に 震えを感じ、特に吸う時には 大きく体が震えてる。

6:12  横になってたが、突然ムクッと伏せの状態に起き、体を固く硬直させてる。なんかおかしい…
大きなゲップのような嘔吐前のゲップが出て、声をかけても反応せず体を硬直させてる。
生あくびが何度も出て、呼吸が浅く早い。

6:44  力が抜け横になり、震えが止まった。
7:12  また突然伏せになり震えてる
7:30   また横になるが呼吸と共に、かなり大きな震えが止まらず、絶対におかしい… 動画を撮る

7:40  身体が熱があるように熱く、呼吸も浅く早いので、聴診すると やはり脈が ものすごく早くなり、通常大型犬60-80 なのに、1分間で126-130を推移したまま、声をかけても目が半目になり朦朧として、反応がない。

確実に 緊急を要する状態と判断して、準備をしてすぐに病院へ向かい途中で連絡を入れる。

7:50  JINに協力してもらわなければならない。排泄で起こしても、うなだれてだるそう。頭を下げ背中を丸めたまま嘔吐前の姿勢でなんとかようやっと歩ける状態。
オシッコ中も涎、鼻水?がポタポタ落ち、辛そう。

病院に到着後、レントゲン、血液検査にて 
CRP6.1 に上がってる。担当医も 緊急性を感じ、この時点で 当日受け入れ可能な救急センターを調べて予約、先日頂いてた画像データなども含めて資料を頂き、ERへ向かう事に。

この時点で10:00を周り、CT 以後緊急オペも含めての受けいれ可能が、午後2時から車で1時間ほどのERとなり、その足でERへ。
こんな時慌てて、事故を起こしたり 他の三頭の事も考えなければならず、早く着き過ぎても この日は 晴天で熱く、一旦経由になる自宅に戻り、JINは車で待機の上三頭のトイレ、ご飯をささっと済ませて、急変時に備えすぐに家を出て早めにERにて待つ事に。
車の中でも 朦朧として意識が飛んだ状態で震えが出ている。


1:30   ようやく診てもらえる事となり、資料と今までの経過を書いたノートなどを渡し、再度細かく問診。
麻酔前検査でレントゲン、血液検査の結果、この時点で 熱がやはり出て家39.2度、CRP10.5に跳ね上がる。
レントゲンの結果、上腹部胃腸に先生は異変を感じると。閉塞はしてる所見ではないが、上腹部の写り方がおかしいが、麻酔がかけられる状態なので そのままCTへ。

4:00過ぎにらCTの結果を伝えに先生の顔色が変わって急いでる。
この時点で、やはり異物による閉塞かと思ったが、胃の中に何かあるような画像、そして遊離ガスが出てる所見があり、胃が十二指腸が穿孔してると判明し、緊急手術になると。
ただこの時点で 十二指腸の大切な胆管や膵管、大きな欠陥がある側に穿孔がある場合、とてつもなく難しい手術になり予後も悪くなり、このまま安楽死も考えなければならないが、とにかくすぐに開腹しなければとの事で、全てを先生にお任せした。

そこまでは冷静に対処してたつもりですが、待合室で待つうちに安楽死という言葉で取り乱し、看護師さんに中の様子を聞くと、センター長さんが出て来てくれて、開けてみたら反対側で穴が開くか開かないか位の紙一重でしたが、壊死した部分を含めて切除し、腸を出して内視鏡でも見逃しのないようにみますから、待っててくださいとの事でしたが、オペが終わり出てくるまでは 不安で押しつぶされそうでした。

こんな状況で マヨちゃんが 病院まで駆けつけてくれ、本当に心強かった。
1人でもし安楽死をその場で洗濯せねばならないとしたら…  本当にありがたい大切な存在です。

オペ室から出る頃には、麻酔からの覚醒と痛みで、ものすごい雄叫びをあげながら、ストレッチャーからでかくてはみ出ながら、入院管理となりました。

術後は 順調に来てるとの事で、6日目の3/7に退院し、自宅安静にて本日3/11日 日曜日に、無事抜糸となりCRPも1.6まで下がって来ておりました。

病理の結果、費用、考察として②へ続きます。

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