合計 426728638円
丸八HD
売上高は前年比でほぼ変わらずではあるものの営業利益率は14%増。経常利益、当期純利益に関しては5割増となった。
米ドル及び豪ドル建ての金融資産が決済されたことにより為替差益として確定したことが大きな要因である。
それとともに30円から50円の大幅増配となった。
これは今期大きな為替差益を獲得したことも有るが、まだ総資産の1/3程度を占める豊富な投資有価証券が残っていることや総負債を上回る現預金を保有している財務の健全性があることなどがあげられる。
また来期以降も50円の配当は続けるものの予想されている配当性向は4割程度であり、丸八HDの財務状況や過去5年の業績を考えると全く問題がないことから確度はかなり高いものと考えられる。
現状ではまだPBRは0.3台と非常に低く、利回りも4%程度と改善しているため割安感は非常に強い。
敢えていうとすれば円安による為替差損益、投資有価証券の評価益は来期は発生しない可能性が高いことがあげられるだろうが、現時点でもそれなりの配当を出してくれることや安全性を考えると優良な投資先ではあると思う。
FJネクスト
売上高2割増、営業利益から当期純利益まで前年比5割増と非常に強い決算となった。
EPSは302円であり来年もほぼ今年並みのEPS320円予想となっている。
それに伴い54→66→来期予定80円と増配傾向だが、配当性向的にはそれでも3割以下とかなり余裕がある。
自己資本比率は7割と不動産関連としては非常に高いFJだがビジネスモデル上販売不動産、仕掛販売不動産の総資産に占める割合は大きく、現預金も少ないとは言わないが総負債以下ではあるためあまり過度な株主還元をしない慎重姿勢には一定の理解ができる。
また、現段階でも予想PERは5.6、PBR0.7、配当利回りは4.4と非常に良好なことから投資対象としては数値上非常に良好である。
懸念点があるとすれば販売不動産、仕掛販売不動産の割合が大きいということは市況が崩れたときにこれらの商品価値の実質的な大幅下落が起こるリスクが考えられることだろうか。
ケイヒン
売上高こそ前年並だが各種利益は15%程度上昇と悪くない。
EPSは388円であり来期予想にいたっては520円となる見込みだ。
とはいってもこれは横浜市が推進する山下ふ頭再開発に伴う物件移転補償金の受領によるもののため、本当に一時的であり、それを考慮すると来期予想を見る限りではそれを除けば今期と同程度の業績になると思われる。
とはいえ近年の業績が堅調なこともあり80→100→140円(特別配は30円)と増配傾向は見受けられる。
ただ、事業は好調だが現預金はそれほど大きくはないことや総資産の増加割合は高いものの売上高等の増加はほとんどみられていないことから今後は膨れている総資産に対しての結果が求められるだろう。
エスケーエレクトロニクス
こちらは第二Qで現状では予想より好調のようだ。
上方修正を出しており、売上高はほぼ前年並みでEBITDAは1割減だが、営業利益をはじめとした利益面では逆に1割増となっている。
EPSは176円であり、今期配当が152円予定であることを考えると順調。自己資本比率も相変わらず8割と高い。
通期予想EPSも307円となっており、PER10程度。利回りも4.6%と高めだが、PBRはほぼ1倍なので割安感はない。
今の価格では悪くはないが、それほどおいしくもないというところ。
日本郵船
元々の予想が結構厳しかったためそれほど悪い意味でのサプライズもなく着地。
EPSは504円であり現在の株価で考えればほぼPER10程度で来期も若干減益予定。
商船三井と川崎汽船で書いてきたためそれらと比較して特段何かということはない、やはりONEや中東情勢次第なところが大きいとは思う。
来期減配なのも少し痛いが、理解はできる。
太陽化学
地味によい結果を出している、売上高5%、利益面は大体1割増というところで落ち着いた。
今期EPSは309円、来期予想は286円と現在の株価を考えるとPER10程度は少なくとも期待できるので悪くないし、自己資本比率は相変わらず8割程度はある。
財務の健全性の割に配当性向には少し厳しく、大幅減益でもないのに来期は減配予定なのは少し不満がある。
とはいえ、現預金で総負債をカバーはできるし流動資産割合もそれなりに高いことなどから安全性は折り紙付き。
現時点ではPBR0.77とそれほど割安感はないものの、利回り等も悪くないため少しくらいなら買うのは悪くなさそう。
新日本建設
こちらも堅調。売上高5%、利益面は約1割増という結果になった。
また来期予想も売上高10%、経常までなら25%、純利益は15%増の予想を出すなど強気が窺える。
配当性向にはこちらも約25%固定と厳しいものの増配傾向ではあり56→67→77円予定と増配続く。
自己資本比率は7割と高いわりにそうなってしまうのはFJがそうであるようにやはり新日本建設も開発事業支出金や販売不動産を保有しなければならない事情があるためだろうと思われる。
ただ、FJよりも現預金には余裕があるのも事実なので配当性向が低すぎるというのも間違いではないはず。
いずれにしても現時点ではよくやってくれていることは間違いないのでPBRは1倍、利回りも高いというわけではないにしてもこのまま保有でいいだろう。





