決算続き | 徒然w

徒然w

主にニコニコ動画で放送した話題の補足です。

昨日のうちにアップするのをすっかり忘れてて申し訳ありませんでした(;´・ω・)

 

石油資源開発

予想通りの決算といったところ。

原油CIF価格や為替水準を考えると通期業績予想が弱い気がしたので少しポジションを増やしていたが無事予想以上のEPS994円で着地してくれた。

これはPER6.5程の高水準であり来期も減益予想だがPER8水準と引き続き収益面での割安感もあり素晴らしい。

配当性向3割を方針としているので方針どおり250→300円に増配したが来期は減益予想なので再び250円予想となっているのが少し残念。

自己資本比率も76%と高水準で且つ負債らしい負債がないことを考えると投資が必要なビジネスモデルとはいえもう少し還元してくれてもいいんじゃないかと感じる。

現在自社株買いを継続中なのでそれが終わった後に自社株買いおかわりをしてくれることを期待したい。

財務面で目立つのは固定資産の大幅な増大だ。

抗井や投資有価証券などが主に増加しているためビジネスの拡大に今期の儲けや現預金をつぎ込んだように見える。

総負債も増えているがこれは繰延税金負債の部分の増加だし、流動負債はしっかり減っているし、何より現預金の方が総負債より多いので全く問題なし。

財務等に問題は感じないし、来期の想定原油価格は無難だが為替レートに関しては1ドル140円と現状ではそこそこ乖離がある保守的な予想を立てているように見えるので上振れも狙えるかもしれない。

 

アプライド

ビジネス面は非常に好調。

PERは5~6程度であり、来期も減益予想はないのも素晴らしい。

ただ、財務面を見ると欠点も目立つ。

流動負債が現預金の2倍近くあるのでキャッシュに余裕は感じられない。今期の純利益と売掛金等の増加がほぼ同等なこともあり、ちゃんと現金にしていくというのが課題だろう。

なので配当性向も低いし増配も期待はできないが、数字上高効率で稼いでいるのも確かなので安いうちに様子を見つつじっくり買い集めれば3,4年後くらいにはそこそこいい感じになるのではないだろうか。

長い目で見る必要がある。

 

ニチリン

第一Qになるが出だし好調。

前年比は売上高から純利益まで全て+でありEPS131と配当150円ということを考えると既に配当分の8割以上稼げているのも素晴らしい。

本業も好調だが為替差益の効果が強く今の為替水準が続くようなら上振れて着地も期待できるだろう。

財務も総負債と現預金がほぼ同額あり、売掛金や棚卸資産、総資産や総負債に対する流動資産のバランスもいい。

割安ではないが還元姿勢も優秀であり、PBR1以下では売る必要は感じられない。

 

SECカーボン

今期は素晴らしい業績だったが来期は反動減なのかそれとももともと波がある企業だからなのか減益予想。

とはいえPER8程度の水準であり別に悪いわけではないし、自己資本比率も83%と相変わらず財務も素晴らしい。

来期は減益予想ながらも配当は今期と同額を維持。配当性向34%ほどなので財務を考えると若干ケチ臭さを感じなくもない。

想定為替レートは1ドル145円とやはり若干保守的であるのでここも為替次第では上振れもあるかも。

財務面では現預金は総負債の約1,5倍あり、負債も繰延税金負債やら未払い法人税が多く健全そのもの。

ビジネスに波がある企業なのは確かだが財務がこれだけ手堅くPBRは0.67と割安であることを考えるとやはり美味しいと思う。

 

名古屋電気工業

新顔で下期偏重型のため実際どうなるだろうかとドキドキもしたが結果は想定通りの数字を出してくれたため一安心した。

来期業績予想も今期並でPER6.7水準であり、財務面でも自己資本は76.2とより一層手堅くなったことを考えると優秀である。

ただし、ビジネスの関係上流動資産はそれなりにあっても契約資産や売掛金が多いため積極的な株主還元をするにはキャッシュが少し不足気味なのも確かなので増配は5円と1割増にも満たないのは致し方ないというところ。

現預金が流動負債よりまだ少ないのでせめてここが逆転するくらいまでは我慢する必要がありそうだが現状でもPER6.7、利回り3.9、PBR0.54と十分に割り引かれた値段なので集めれるうちに集めたい。

 

ケーユー

今期はビッグモーターの不祥事などがあり中古車業界に不信感があったのかもしれないがケーユーHDの数字は素晴らしかった。

昨年より少し減益したとはいえEPS190円、PERにして6.1倍水準で着地。自己資本比率も7割と相変わらず健全であり昨年より減配したとはいえ今期予想の53円から60円への増配をし配当利回り5%以上、来期減配予想も4.85%と高水準な利回りがついているにもかかわらず株価は大して上がらずと本当に可哀想w

ビジネスが順調なのである程度の在庫を持たざるを得ないこともあり、キャッシュは確かに少ないながらも配当性向は約3割と特段低いということもないので高い利回りを貰いつつ勝手に育ってくれるいい会社だと思う。

 

南総通運

今期好調で売上から純利益まで前年比+、特に純利益に関しては固定資産の売却益も大きく5割増になった。

来期は反動もあり減益予想だが営業、経常まではほぼ今年並なので特段悪いわけではなく国内物流は堅調のように見える。

来期も増配予定であり、配当利回りは4%以上となかなかよい。

立会外分売二回目をやるとのことで株価は下落しているが悪い会社ではないので当たれば美味しいかもしれない(実際前回の立会外分売後はあがっていた)

財務面はビジネスの性質として固定資産を多く持たなければならいことから流動資産やキャッシュが多くはないものの流動負債と

同程度の現預金は持ち合わせているため財務面でいきなりトラブルになるようなことはなさそうだ。

 

DMS

今期ビジネスは前年度より不調ながらも投資不動産売却益により大幅増益。配当も50円→79円の大幅な増配となってくれた。

来期の業績予想も不調が続くようでEPSは121とPER14程度であり厳しそうだ。

だが、自己資本比率は78.3%と急上昇し、それにあわせて資本コストや株価を意識した経営方針の発表を行った。

それによると来期から3年間の配当性向60%目安、また5億2500万の自社株買いと積極的な株主還元を行うようであり、業績が上向けば更なるリターンも期待できるので夢はある。

総負債の約2倍になる91億の現預金もあり今回の自社株買いをしてもまだまだ現預金が余ることからビジネスが赤字転落でもしない限りリスクはかなり小さそうなので今後のビジネスの調子を注視していきたい。