人は大人になってゆく過程の中で、いろんなチャレンジをして、いろんな可能性を身に着けて成長してきます。その進化・成長の過程の中では、自立していくという力を拡大するために、人にゆだねたり、任せたりするということを、だんだんしなくなっていくことがあります。
人に頼らずに、自分でやらなくてはいけない!
そのように自分の力を拡大していくことは、とても大事な成長の一つですが、過度に自分の力だけでなんとかしようとすることによって、自分自身に負担をかけるだけでなく、人との関係性においても、頑ななこだわり・枠をつけていくことになっていることに、気づかないでいることも多かったりするのです。
たいてい・・・そのように身に着けた力というのは、無意識に、無自覚に働いて作用しています。
アーユルヴェーダ・ボディーワークは、私が経験して身に着けていたいろんな療法やボディーワークを総動員して、カラダと対話しながら進めてゆくものなので、決まった型があるわけではないんです。
だから、説明もしにくいのですが。。。
特に、股関節から足、肩関節から腕にかけての力は、このような自分でなんとかしなくては!というような心の枠や制限がインプットされていることが多いです。
一昨日、ボディーワークセッションをさせていただいたたまきさんは、ヨガの指導員でもいらっしゃるので、心もカラダもとてもしなやかな感性をお持ちです。そして、そのしなやかさの中に、たまきさんが生きてきた中で身に着けてきた個性と、カラダに宿る在り方の記憶がありました。
ブログでもシェアしてくださっているので、ぜひご覧くださいね。
そっか~。委ねるのって勇気が問われるんだ~
そう、今までしっかりと、がっちりと何かを守ろうと決めて、その力を入れ続けるという在り方で生きてきたカラダですから、いきなり、力を抜け!と言われて、はいそうですか!とはならないわけです。
いま、NHKの大河ドラマ 花燃ゆで、絶賛放送されてる、薩長同盟が結ばれようとしているシーン。 西郷隆盛(薩摩)と、桂小五郎(長州)の緊張感で張りつめた空気。。。きっとカラダにも、そんな緊張感が常にあるのではないでしょうか。
こいつ・・・信用できるのかよ!っていう気持ちがあるわけですから。いろんな危機がありながら、身を守ってきたカラダにとっては、そんなやすやすと鎧を手放すわけにはいかないこともあるってことです。
そのような頑張り続け、守り続けてきたカラダに必要なのは、さらに強い力をもってその守りをぶち壊すことではなく。。。承認と対話、やさしいアプローチによる、暖かい揺らぎのリズムなんです。
北風と太陽のように、暖かい日差しは、心もカラダも緩ませてくれますよね。あるがままを見つめ、それを受け止めたうえで、対話していくことが、心とカラダを揺り動かし、力を手放して委ねてよい!そのゆるしを与えてゆくことになるからです。
アーユルヴェーダ・ボディーワークは、一人一人のカラダがに宿る歴史や個性を尊重して、対話しながら、どのようにしていくかを提案していきます。なので、カラダが必要とすることを、必要とする分だけ与えてゆくものになります。
仰向けや、うつぶせが辛い方には、横に寝ていただいた状態でのアプローチも可能です。ご自宅への出張も(交通費はプラスになりますが)お受けしていますので、お一人で悩まずに、どうぞお気軽にご相談くださいね。