ブルゴーニュ ルージュ [2011] / バンジャマン・ルルー(8 or 9本目)  | 直感ワイン!! 

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Leroux1

Benjamin Leroux, Bourgogne Rouge 2011
ブルゴーニュ ルージュ / バンジャマン・ルルー

 

このブログは基本ワインのラベルに
フォーカスを当てており、
極力同じワインを採りあげないように
してはいますが、
このワインだけは特別中の特別。

 

同じワインとしては4回目。
(2011×2、2012×2)
この2011ヴィンテージだけでも
2本記事を書いています。

 

私にとってはそれだけ
このバンジャマン・ルルーのACブル、
特にこの2011ヴィンテージに
特別な想い入れがあるといっても
過言ではありません。

 

ちなみに、2013ヴィンテージ以降は
1本も買っていません。

 

というのも、
この2011の評価が異様に高かったからか、
2012以降大幅に値上がりしたからです。

 

Leroux2


さて、
造り手のバンジャマン・ルルーですが、
ラベルギャラリーでも触れた通り、
2014年にコント・アルマンの醸造責任者の
職を退き、今後は自らのブランドでの
ワインづくりに注力するとのこと。

 

そして、これまでのネゴシアンとしての
ワインづくりだけでなく、
自社畑を拡張し、いわゆるドメーヌものの
ワインづくりを本格化する様子。

 

今のところ、ドメーヌものが
日本に入っているという話は聞きませんが、
気になるところではあります。

 

2011に話を戻します。
これを飲むのは8本目か、9本目。

 

 

Leroux3

 

色は淡い赤。
エッジが茶色がかっており、
多少熟成の痕跡がみられる。

 

グロゼイユやラズベリーといった
赤いフルーツの香りに、
やや枯れたニュアンスも混じり
複雑みが増している。

 

抜栓当初ミントやパセリの香りが現れたが
時間の経過とともにフェードアウトした。

 

飲むと、やや華奢に感じられる
ミディアムボディ。

 

しかし、しっかりとしたコアのある
凝縮した果実味は健在で、
そこに紅茶のニュアンスが加わり、
心地よいしなやかな酸味と一体となって
余韻に続いていく。

 

う~ん・・・いつ飲んでも
この果実味と酸のバランスが絶妙で、
更にそれぞれが分離することなく
混じりあっている。

 

スケール感はさほどでもないが、
相変わらず素晴らしい魅力とフィネスを
備えたワイン。

 

Leroux4

 

やや華奢なイメージが・・・
と先にコメントしましたが、
これがまた日数が経過しても

全然味わいが落ちない。


それに、これまで10本近く飲んでいるけど、
ボトル差もほとんど感じられない。

 

アタックの一見ひ弱な印象とは異なり、
よほどコアがしっかりとしているのだろう。

 

リリースしたての頃から
飲み頃の状態が続いており、

この調子ならまだ少なくとも

あと5年は持ちそう。

 

この2011は最後の1本を残すのみ。
さていつ開けようか。

 

 

《参考:過去の記事》

2011ヴィンテージ 1本目(2014年1月23日アップ)

2012ヴィンテージ 1本目(2015年10月6日アップ)

2012ヴィンテージ 2本目(2016年3月6日アップ)

 

 

⇒ ラベルギャラリー
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◇ワインデータ◇
Bourgogne Rouge [2011]
ブルゴーニュ ルージュ
品種:ピノ・ノワール100%(Pinot Noir)
カテゴリ:赤 / ミディアムボディ
ALC. 13%
国地域:フランス / ブルゴーニュ
A.C.Bourgogne
生産者:バンジャマン・ルルー
(Benjamin Leroux)
インポーター:BB&R Limited
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