ブルゴーニュ ルージュ [2011] / バンジャマン・ルルー | 直感ワイン!! 

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Bourgogne Rouge [2011] / Benjamin Leroux
ブルゴーニュ ルージュ [2011] / バンジャマン・ルルー


バンジャマン・ルルーのブルゴーニュ ルージュです。



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まずこのワイン、

面白い!?のは、
ブルゴーニュ好きからはあまり支持されないであろう
以下の三つの要素を持ち合わせているのに、

よく売れている点です。


一、ネゴシアンものであること


二、造り手が若いこと


三、スクリューキャップが使用されていること



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ちょっと驚いたのは、

ブルゴーニュの取り扱いが多い

ワインショップ フィッチ で、
昨年末から取り扱いをはじめた2011ヴィンテージが
“売れ筋ナンバー1”となっており、

昨年の年末から年明けにかけて、
恐ろしい勢いで入荷と売り切れを繰り返していたことです。


(12月、1月の2か月で、私が見ているだけで、

恐らく150本以上は売れており、現在売り切れ中)



これだけ売れているのは、


ネゴシアンもの・・・だが、
造り手は、買い付けは樽での購入はせずに、
調達する葡萄については、栽培の段階から
深く関わっている点や、


造り手が若い・・・が、
24歳でコント・アルマンの醸造責任者に
抜擢されるなど、実力・実績共に十分。
次世代のブルゴーニュを担う造り手として
No.1との呼び声も高い点。


・・・などなど、
雑誌等の宣伝効果もさることながら、
特に造り手や、造り手の姿勢に、
ネガティヴな要素を払しょくするだけの魅力が
あるからでしょう。


(個人的には、スクリューキャップは
 ACブルならありかなと思います^^)



何より、
これだけ売れている理由は、
“味”にあるのだろう・・・
ということで、飲んでみました。



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香りは、赤い果実に、
微かにヨーグルトを想わせる香りが加わり、
これが、このクラスらしからぬ
奥行きのある香りを演出しています。


飲むと、
まず感じられるのがシャープで綺麗な酸。


ミディアムボディの液体が、
薄ぺらくもなく、ふにゃっと浮ついた感じもないのは、
この酸が、しっかりとした骨格を成しているから。


ただ、
華やかなで奥行きのある香りとは裏腹に、
味に、多少肉付きのなさや、
なんとなくモノクロ的な部分を感じるところは、
このクラス相応といえる部分なのか・・・
それとも、2011vinの性格なのか・・・



過大な期待は禁物ですが、
クラスを超えた奥行きのある香りや、
シャープで綺麗な酸が楽しめるという意味で、
確かによくできたACブルです。




評価:13点/20点
クール度:☆☆☆☆☆☆☆★★★
お味  :☆☆☆☆☆☆★★★★


(コメント)
ブルゴーニュのワイン作りの旗手として

期待されているルルーは、今後も目が離せません。
このACブルも水準以上。


(評価の解説)
クール度:ラベルのデザインや話題性で評価
お味  :ビン半分以上を飲んでの絶対評価


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◇ワインデータ◇
Bourgogne Rouge [2011]
ブルゴーニュ ルージュ [2011]
品種:ピノ・ノワール 100%
カテゴリ:赤・ミディアムボディ
国地域:フランス / ブルゴーニュ
生産者:バンジャマン・ルルー
購入:2,380円(楽天のショップ)
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