セガラリーの思い出に浸りたい②(完成) | 自由に楽しく大雑把にプラモデル

自由に楽しく大雑把にプラモデル

感性の赴くまま楽しくプラモデルを作っています。
大雑把な性格なので、超絶作品は来世で作ることにしています。


それではランチア ストラトスを作っていきます。



【仮組み】


ランナーからパーツを切り出しゲート処理しながら、シャシー部分をバンバンくっつけていきます。

完成後に見えないところは省略しちゃいます。



ボディをくっつけてみます。

他のサイトでは四輪接地しない、後輪の位置が前過ぎるといったことが指摘されていましたが、手にしたキットでは問題ないように感じます。



【基本工作】


ボンネットは隙間の幅に切り出した紙ヤスリで成形します。

やり過ぎると折れそうなのでほどほどに。



リアウィングには目立つヒケを確認したので、溶きパテで埋めます。


シートのヘッドレストは裏側が抜かれていたので、ある程度プラ板で埋めた後にパテでトドメをさします。



先人たちから教えでは、オーバーフェンダーはボディと一体化させるのが定石のようなので、それに倣います。



表面処理した後に、一度捨てサフを吹きます。

むぅ..
やはりオーバーフェンダーは一発では決まりませんねぇ。



捨てサフを研磨しつつ、オーバーフェンダーとボディの繋ぎ目をヌルヌルになるよう修正します。



【塗装〜デカール貼り】


再度サフを吹いてベースのホワイトをベタ塗りします。


特徴的な緑と赤のアリタリアカラーはマスキングするか、キットのデカールを使用するか..

5秒ほど悩んで、再生産品と思われるピカピカのデカールを使用することにします。



デカールを貼ります。

アリタリアカラー、超カッコいい。


ピカピカのデカールは、水に濡らすとすぐに台紙から剥がれ、弾力があり破れることもなく、糊もしっかりしておりピターっと貼れます。

曲面や折り返し部分は、濡らした綿棒をハンダゴテに押し当てた簡易アイロンで柔らかくして馴染ませます。

トドメにマークソフターをチョンチョンして乾燥機に一晩ブチ込めば、しっかりと定着してくれます。

デカール専用の新しいハンダゴテが欲しいぐらいです。


と、調子に乗ってバンバン貼っていたら、ホイールの中心に貼るデカールを間違ってボディに貼ってしまいました..


クリアーを厚塗りして軽く研ぎ出してデカールの段差を消したら、ボディは概ね完成です。



【仕上げ】


残りのシャシー・ホイール・内装などをエアブラシで塗装します。

エンジンやシャフトなどは完成後に見えそうな箇所だけ筆塗りします。



シートベルトやインパネといったシャシー側のデカールを貼り、ある程度組み立てたらあと少しです。


グロス仕上げにするかツヤ消しか..

細かいアラをごまかせるツヤ消しにすることにします。


ツヤを消してボディとシャシーを合体させ、クリアーパーツなどの小物を接着したら完成です。



【完成】




あまり作ったことのないカーモデルを作ってみて、やっぱり難しいなと感じました。

小さいパーツが多く、紛失や破損に注意が必要です。

接着面は糊代が小さいことが多く、うまく接着剤を使い分けないとベタベタになってしまいます。

研ぎ出しは気を抜くと塗膜やデカール層まで到達してしまうし、かといってビビり過ぎるとちっとも研げないジレンマ。

仮組みと丁寧な擦り合わせをしておかないと、ボディとシャシーを合体させる時に難儀し、無理やり嵌め込もうとすると、破損や塗膜の剥がれに繋がってしまいます。

と、カーモデラーの諸先輩方にしてみれば当たり前かもしれないことを経験することができ、カーモデルも難しいけど楽しいなと思いました。

なんとなくセオリーも掴めてきたので、いつかヌルテカのグロス仕上げにも挑んでみたいと思います。


仕上がりはさておき、なんといっても念願のランチア ストラトスを作ることができたので満足です。

しばらくはケースに入れて眺めながら、高校時代の思い出に耽ってみたいと思います。


ここまで読んで頂きありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。