今回は二次塗装前の処理です。
【機体のアウトラインの修正】
接着した箇所の合わせ目を消しつつ、機体のアウトラインを修正していきます。
可変戦闘機は複雑な変形機構を持つメカとはいえ、やっぱり飛行機。
機体各所はなだらかなラインであってほしいものです。
接着したところは段差や隙間が生じやすいので、確認しながら修正していきます。
..ない。
段差が見当たりません。
ハセガワのドラケンⅢはパーツ同士の合いがよく、ほぼ全ての接着した箇所がパチピタです。
嫁からの不評ランキング、堂々の一位です。
ちなみに二位はツールウォッシュ。
盛り付けに適したパテは、最近では紫外線で硬化したり、スプレーを噴霧すると瞬く間に硬化するような驚きのマテリアルが各メーカーさんから発売されていますが、長年使い続けている黄色のポリパテが一番安心して使えます。
クサいけど、好き。
【ディテールアップ】
少しだけ見た目をよくしておきます。
排熱のための穴ということでしょうか?
ビーム兵器に排熱が必要かは分かりませんが、こういうモールドは無性に穴を空けたくなります(使命感)。
ピンバイスでチマチマと開口します。
【スジの彫り直し&表面処理】
塗膜で繊細なモールドが埋まってしまわないよう、全体的にスジボリを彫り直します。
ゴム製のグリップはずいぶんと前に紛失しましたが、針先は付属の砥石で研ぎ直しながら大事に使っています。
まだまだ現役。
直線はBMCタガネなどの方がキレイな線が引けると思いますが、頻回に向きを変える必要がある複雑なパネルラインの彫り直しは、ケガキ針型が作業しやすいと感じています。
スジボリを彫り直した際に生じるケバ立ちを修正しながら機体表面全体にペーパーをかけます。
次はいよいよ塗装工程です。
想像しただけでもゾっとするようなマスキング作業が待ち構えています。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。