君はまるでキャンディさ
甘さにかまけて唾液を絡ませ
小さくなっていることもいとわず
余すことなく舌の上で転がしたい
気づけはすでになくなって
残り香が喉をふるわす
なくてはならない存在なのに
違う味もなめたくなるのは自分だけなのか
素直さが尚更鋭い刃となって心をえぐり
逃げ責められる好きを残さない
純粋さは純粋な上に残酷さ
救いなんてあったもんじゃねぇ
全くたまんねーぜ世の中よ
これが試練というならば何がために
私が望んだことなのか
それは確かに私がための試練なのか？
大きくて丸い緑色
メロンの味のキャンディを口いっぱいに含み
少し大人になった気がしていたあの頃
無垢でかわいいあの頃に戻りたいなとは思わない
ただ幸せだったと感じる切なさ
嘘みたいな出来事も
まだおきてないこれからも
期待はしても憂いはしない
意地でも意思でも
そう決めたんだ
なめるなよ
味がでるだけなくなるぜ
失わないものがあるとすれば
心に抱いたあの憧れ
感謝するぜ
甘い淡いサプライズ
まだまだこれから
慰め合うにはまだ早い