流れる時に
拭われる涙
いつしかの大きな傷は
いつからか輝きを放ち
私を私たらしめる証拠となった
青が好きだった私
いつからか赤が好きになっていた
思い返す事が多くなった
時の流れを感じた
あのころはと思う
記憶に浸る
長く浸りすぎてふやける
のぼせた脳は懐かしさと少しの憂鬱さを餌に
心を初心に戻そうと働きかける
思い出したら悲しくなる
今の自分を否定しそうだ
ブレーキがかかる
最後の最後まで行き着けない
恐れが立ちはだかる
目の前が青になる
あーやっぱり青もいいな、と思う