いったい何人だ
もう限界だ
世の中には存在していい人と存在してはいけない人がいるとしたら
間違いなく後者に部類されるだろう。
なぜ産まれてきた
なぜ存在している
なぜ今まで生きることに執着していたのだろう
もうなにも起きない
すべてを終わらせる方法
すべてを忘れさせてくれる方法
すべてを無にする方法
もう苦しんだだろう
辛いのはいつもは敗者だけではない
そもそも勝ち負けの判断基準はなんだ
生きるていることが勝ちなのであれば俺は勝者だ
生きている時間の内容に重きを置くのであれば俺は敗者だ
時代によってころころ変わる正義感は考えるだけ無駄か
今となっては勝者であろうが、敗者であろうがどうでもいい
すべてがどうでもいいことのようにすら感じる
所詮、すべて偽善の集合体だ。心の中に潜むエゴに勝てる人間なんていない
エゴに支配されてこそ、人間らしい。誇らしい
エゴを押さえながら生きることは不可能だ
憎悪、裏切り、復讐、独占欲、顕示欲、自己愛、勢いにのみ込まれて終わる
エゴを押さえようとしたなりのはてがエゴに包まれた怪物だ
歯止めがきかず暴れ続ける怪物。人間ですらいられない。
すべてを無のなかに飲みこまさせる
すべての概念がない空間
それこそが怪物にふさわしい場所だろう