(2020/08/25 記)
DeNoiseAI の試行錯誤もあって、各種の後処理ソフトウエアのいろいろなパラメタ
調整を行いました。
2020/08/18(火)の木星像に関しては、最終的にこれがベストの仕上がりです。
火星撮影の最終データ取得時にそれまで木星、土星で使っていたピント位置に僅かな
甘さがあったのではないか、という発覚がありましたが、DeNoiseAI はその失敗も
おおよそカバーしてくれています。本来は撮像時に可能な限り、ピントを追い込んで
更に後処理でシャープネスを追い込むべきところですが、ピント面が脈動している
状態で、どこがその脈動の中心位置かを見極めるのは、勘に頼るしかない側面が
あります。
今回は、DeNoiseAI の処理をまず「Auto」と「Low light Mode=ON」でやってみて、
最終的には「Auto」を外して、「Remove Noise」を「0」から「5」程度。「Sharpen」を
「100」(最大値)にしました。
Photoshop Elements2.0 で縮小の都度、アンシャープマスク処理をかけていた縮小
画像には、DeNoiseAI では「Sharpen =100」では解像感が不自然になり、「Auto」での
処理結果に近い、「Sharpen =60」前後に落ち着きました。
同様に「Sharpen = 50」程度にしています。
このように画像サイズが小さくなるにつれて、ノイズ除去/シャープネス補間の度合いを
マイルドにする勘所は、月面画像での NeatImage 適用の際にも同様にありました。
衛星が少し流れて線状になっています。2分の露出は長いのでしょうか。
しかし1秒あたりの取得コマ数との兼ね合いで、できるだけ長い時間の撮影が
ありがたいということは変わらず、大口径機だと集光力が高く、高速のシャッター
速度が設定できて、結果、1秒あたりの取得コマ数を上げられる、という相関の
中では、C8でやれることとそうでないことの見極めにはまだ余地があると考えます。
土星像に関しては設定を過剰にすると、本体に泡状のノイズが出たり、輪の空隙が
奇妙に変形したりしたので、DeNoiseAI 設定は「Auto」「Low Light Mode = ON」が
正解でした。木星像と同様、縮小画像になるほどに処理の効きが強くなる(他の
ノイズ低減ソフトウエアでも同様の傾向あり)ので、「Auto」設定より幾分、マイルドに
設定しました。
当夜のピント平均位置の追い込みに後悔が出たのを、DeNoiseAI がカバーしてくれた
のはありがたいです。鑑賞にたえる側面での仕上がり向上ぶりに満足しています。
一方、撮像時のピント平均位置の追い込みに、何か妙案はないものか考えさせられ
ます。後処理である程度このように救い上げられても、できれば元データ取得時点で
よりベストを追い込めるのがよいに決まっています。
月が空にある夜は、月面でピントを追い込むのも良いでしょうが、それを次回機会に
持ち越せないのは、C8のようなカセグレン方式反射光学系の宿命です。
(主鏡自体を前後に調整してピントを追い込む機構のため、ピント調整のローレットを
何かで固定したとしても、撤収や設置の振動で主鏡が鏡筒の中で僅かに動いてしまう)
昔は鏡筒の前部に2か所の切込みを入れた遮光板を作り、位相差ファインダーの
ようにピントを追い込むなどの工夫もしてみましたが、慎重にピントを追い込む以上
の効果や簡便さはなく、その運用は続きませんでした。
http://sigkam.web.fc2.com/hoops04/html/ginji_23.htm
また、同じかもっと良い気流条件で撮影した筈の火星像が、地味な模様の位相だった
ことを考え併せても、仕上がりにかなりの不達成感があることについて、納得ができて
いません。
Registax2 や 3 を使っている時代には、コマ数もせいぜい2000コマが最大で、機能的
にも根気を入れて、悪い状態のコマを目検で逐一除外して行くとか、最初に基準となる
コマを慎重に選別して、1度だけ全コマをソートする(閾値100%で処理して1コマだけを
選抜した結果の後で、コントロールバーで改めて処理対象を全データの7割などに
設定する裏技)など工夫の余地がありましたが、50000コマを超えての現在のAS!2処理
では、どのような調整が可能なのか、今回の火星データで試行錯誤をしてみました。
ここで記事を変えます。
ご覧いただきありがとうございます。




































































