(2021/04/27 記)

 

2021/04/21(水)は、銀行の窓口が開いている時間帯に手続きと確認が必要な

所用があって、午後に半日有給休暇をとりました。

それが終わって、まだ夕方までは時間があるので、そのまま車で近辺で人が

少なそうなところに出向いてみました。  

 

 

良い天気だったので、折角、Vario-Sonnar 35-135mm も入手したこともあり、

撮影の機会をもってみました。初訪問です。

 

サブのNEX-5 2台も持参しましたが、極力、Vario-Sonnar 35-135mm+NEX-6 を

使い慣れることに集中して、画角的にどうしても更に広角写野が必要な場合にのみ、

NEX-5+E20mm を併用するようにしてみました。

結果的にその組合せで必要充分な気がしました。

残りのNEX-5 は散策用途に応じて、E50mm かE55-210mm を装着固定させ、

E20mm との屋外でのレンズ交換は極力避けるようにします。

 

レンズ交換というのは、1枚1枚ごとに焦点面がフィルム巻取りでリフレッシュされた

時代の遺物かと考えます。撮像素子の前には物理シャッターもありますが、

埃の混入の除去には手間がかかることも多く、非常手段と考えるべきです。

 

画像数が多いですが、最近のPCやモバイルの性能では特に問題はないでしょうか。

後処理をほぼ行っていない(画像回転くらい)手軽さもあって、取捨選択が甘くなった

かもしれません。あえて前後編に分けることはしませんでした。

 

  

  

  

立派な山門は通行が止められており、内側から撮影しました。

駐車場脇からの入り口で参拝料を払うようになっており、特に山門閉鎖が新コロナ禍

とは関係ないのかもしれません。

 

  

青もみじがそよ風にゆらいで美しく輝いてました。

 

  

とにかく人と逢いませんでした。広大な敷地内は鳥の声と風にそよぐ草木の音だけ。

全くの無音でなく、敷地外の交通の音は遠くから周囲を取り巻くように僅かに聞こえて

おり、まるで特別なドーム空間の中に居るような贅沢な気分でした。

 

  

  

足元の苔も美しく、「ここはどこの京都大原か(^^)?」という感じでした。癒されます。

 

 

本堂の裏にある「パン字池」の静けさも、人が誰も他に居なかったからこそ味わえた

のでしょう。

 

  

画像には残っていませんでしたが、水辺に近づくと鯉がたくさん寄って来ました。

参拝者が多かった時には、そこで餌やりなどもしていて、条件反射で寄って

来たのかもしれません。

 

  

  

敷地内にはまんべんなく、散った桜の花びらがあったのですが、周囲を見渡しても

桜の木がさほど見当たりません。よく観察してみると遊歩道には花びらがあっても

人が入られない草木の茂みにはあまりそれらがありませんでした。

でも演出で撒くには敷地が広すぎますし....。

 

    

途中、敷地内から駐車場が見え、ポツンと居残りしているマイカーが見えた時に

不意に現実に引き戻された気になったほど、その場内の雰囲気になじんでいた

自分が居ました。

 

  

本堂の正面に回ってみました。

紅葉がひと際目立ちました。株や種類によって春先に紅くなるものがあるとは

思いますが、目を引きました。

 

  

    

    

赤いものには、もみじ以外にもありましたが、これは何でしょう。

 

  

それにしても、青もみじの見事な物量には秋が愉しみになります。

それだけでなく、アジサイや他にも季節ごとに彩りが愉しみで「関西花の寺 第12番」

もうなずけます。

 

   

    

  

 

立派な薬師堂の横の紅葉の赤も、肉眼でも赤飽和するほどの色合いでした。

 

  

  

まるで秋の彩りです。

 

  

 

  

  

  

敷地の奥に仏塔がありました。

 

  

奥の納骨堂には近づきませんでしたが、広い空間は空調が為され、涅槃が安置

されていました。

 

  

 

    

時節柄でしょうか。勝手に使ってよい感じに観光パネルが置いてありました。

それを通して「涅槃と私」みたいなものを撮るのでしょうか。

 

   

「Instagram」が気に食わないので、使う気にもなりませんでしたが。

(米国大統領選挙を私財での不法買収で蹂躙し、不正操作可能の投票自動集計機

Dominion を連邦法に反して民主党知事州に導入する資金提供を推し進め、

トランプ氏を大統領の座から不当に追い落とし、今もその「我が世の春」を暴く

アカウントを次々削除したりなど、未開国並みに極低次元の悪行の限りを尽くす、

中国共産党狂信者ザッカーバーグが運営するFACEBOOK の傘下にあるのが

Instagram です。FACEBOOK も写真家馬場道浩氏からのお勧めでの入会経緯

が無かったならば、とっくに撤退をしていたでしょう。今も躊躇しています。)

 

 

パネルを作った人はそんなことを知る由もないでしょうが、全くこの場に見合わない

心底汚らわしい事物としか思えません。

そのパネルに気持ちがかき乱されたのは、それが場違いでもあり、また想定外でも

あったからでした。忌々しい気分で、とにかく仏塔を離れました。

 

京都大原の三千院境内にもあるわらべ地蔵がまだ真新しく集っていました。

E20mmでも全体は入りませんでした。

何故か一体だけ、おかしを複数お供えされているものがありました。

微笑ましくもどこか不可思議です。個々に何かの由縁でもあるのでしょうか。

 

  

 

   

   

   

 

Vario-Sonnar 35-135mm+NEX-6 のファインダーを通して見える最晩年のモネの

絵画のような風景と再びの静寂に気持ちの平安を取り戻して、帰路に着きました。

2時間は居たでしょうか。季節の折々に再訪したいものです。

 

 

 

ご覧いただきありがとうございます。