股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -109ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

腕を大きく振る動作を繰り返すスポーツでは、関節包や肩関節に付着する腱や筋肉あるいは骨を損傷することがあります。今回は、肩が痛み、疲労が抜けないということで田阪先生が治療に来院されました。先生は、野球経験者で肩や肘の痛みを繰り返しながら歳を重ね、状態はフローズンショルダーのような感じでした。若い頃は、投げることができていたオーバースローでも、故障を繰り返す度、また歳と共にボールを投げ下ろすことができなくなっていくそうです。

 

 
野球肩のように腕を大きく振る動作を繰り返すスポーツで、肩や肘に負担をかけてしまう原因は、人それぞれです。同じような投球動作をしていても、各関節の可動域、重心移動の質、故障経験などが、異なるのでその人に合わせて原因を探っていかなければなりません。先日の東京教室「股割り」に参加された後は、体の調子が良かったそうなので、運動不足と血行不良がベースにあり、各関節が重心を円滑に運べない状態になっていることが原因と考えられます。徒手検査で脚の各関節運動の方向が揃っていないことが確認できたので、大腰筋までの関節の連動を回復しました。人の体というのは各部位が複雑かつ絶妙にバランスを取り合っています。表面上のバランスを整えることで、ある程度の肩関節の自由度を取りもどすことができますが、度々、肩や肘を故障されるので、どこまでできるかわかりませんが過去の故障の記憶までアプローチを試みてみました。
 
 
このアプローチの方法は、肩関節の動きをみながらそれぞれの筋肉を戻していくような細かな作業になります。まずは、ベースとなる血液循環の確保です。胸、腋窩の腕神経叢や動静脈を解放していきます。
 
▲解剖学アトラス 越智淳三=訳
 
つづいては、頚部の血液循環を確保します。頚部前面の頚神経叢、動静脈を解放していきます。
 
▲解剖学アトラス 越智淳三=訳
 
そして、それぞれの筋肉が投球動作で作用する状態へ戻していきます。胸鎖乳突筋、僧帽筋、肩甲挙筋、ローテーターカフ。
 
▲解剖学アトラス 越智淳三=訳
 
肩の動き方が刻一刻と変わりますので、その時々、アプローチが必要な筋肉を見定め戻していきます。三角筋、大胸筋、上腕二頭筋、小胸筋。
 
▲解剖学アトラス 越智淳三=訳
 
どの程度、過去の故障の記憶を辿れたのかわかりませんが、腕を振るときの力感がかなり減少したので治療を終了しました。投球動作は四肢が円滑に連動しなければなりません。牧神の蹄を4つならべて脛を立てながら足を添わせる課題を出しましたが、脛を立てることがキツイいようです。 数日後、連絡がありました。「体は絶好調で、今までできなかったバスケットボールの動きがあっさりできて、ビックリ。ありがとうございました。」部活動でバスケットボールの指導にあたられたのでしょうか、どのくらい過去へ辿れたのかわかりませんが、年齢に関係なくまだまだ動きを取り戻せそうです。
 
 

 
 
 
 
前回、腰、お尻から太もも、膝の痛みで治療に来院されたYさんの経過は順調のようで、仕事に家事に忙しくしてみえました。今回は、徒手検査で体全体の動きをチェックし、踵調整、肩甲帯調整、腸調整などの施術をし、体が動きやすい状態になるように試みてみました。機能的な体づくりサロンに参加されてから、牧神の蹄で足の感覚トレーニングをつづけているとのことで、施術の感覚が体に浸透しやすい印象です。体の可動域は現状ほぼ全開というところまできました。
 
 
動作の癖というのは、人それぞれです。前回、宿題にした正座の方法ですが、お琴や日常の場面で気を付けていても、徐々に後重心へ戻ってしまうそうです。正しい姿勢や動作を身に付けるには訓練が必要です。足や腰が痛くて大変だったときの感覚は忘れてしまいますので、モチベーションを保つことが難しいのだと思います。先日、Yさんはご家族から姿勢がスッとしたんじゃない?といわれ、モチベーションがあがったようです。腸整の効果でしょうか、慢性的な便秘症なのですが、最近はお通じが順調で体重減少、スタイルの変化にも実感があるとのことです。また、秋には大切な行事に参加するので、体を引き締めたいと思っていたところ、さらにモチベーションが上がっていくといいですね。
 
 
 

 

 

 
 
はじまりはいつも蹄から。牧神の蹄を4つならべて足に添わす。そして、小1時間雑談をする。日ごろから牧神の蹄を日課にしていても、中々じっくり集中するまでには至らない。人が集まれば、あっという間に時間が経過する。足の接地感覚は普段よりも良好。
 
 
足が牧神の蹄に慣れてくると、歩く、走る、ジャンプ、それらが普通にできるようになる。動作術の中島章夫先生が喚注勧告をしてくださった。
普通に歩く、走る、ジャンプするを蹄を履いてできるようになると、まるでアクロバットのように見える。
しかし、これは普通の動作の質を上げるためのもので、蹄を履いてバク転するような特別の運動ではないことに注意したい。
これくらいはできるようにトレーニングを重ねよう。
ただし、無理は厳禁。くれぐれも少しずつの積み重ねだということを忘れないように!

 

少しずつの積み重ねとは、足の感覚を重ねることだと思う。力ずくに牧神の蹄を扱うのではなく、足のフィット感覚で扱えるようにしたい。

 

【牧神の蹄】足指のフィット・跳躍・接地感覚

 

 

足は無意識に捻じれていく。足のフィット感覚が薄ければ、薄いほど、足は捻じれやすい。当然、体の歪みに影響する。体は歪むもの。それは健康な人であれば睡眠時に修正される。体の歪みが修正されないようであれば「骨休め」ができない理由を見直すことが大切だ。

 
 
治療院に来院される方たちは玄米好きが多い。玄米は消化が悪いので腸が整った位置で、しっかり咀嚼したい。ちなみに私は白米好きです!