【新常識】股関節が硬い本当の理由
実は「肩」が原因かもしれません
股割りをしようとして「あいたた…」となる。 ストレッチしても、開脚しても、なぜか股関節が柔らかくならない。
多くの人は、 「股関節が硬い=股関節そのものの問題」 と思いがちですが、実はこれ、肩の動きが深く関係しています。
■ 体はすべて連動して動いている
股関節の硬さを語るとき、肩は一見関係なさそうに見えます。 しかし、身体の構造上、上肢・体幹・下肢は一本の軸でつながっています。
特に重要なのが 胸鎖関節(きょうさかんせつ)。 喉元にある小さな関節ですが、ここが動かないと肩の可動域が狭くなり、 肩が動かないことで体幹が固まり、結果として 股関節の可動域まで制限されてしまいます。
五十肩や肩関節周囲炎の方が股関節も硬くなるのは、この連動の仕組みが理由です。
■ 股割りは「肩の軸」から整えると劇的に変わる
股割りをするとき、脚を広げる前にやるべきことがあります。
それは、 胸鎖関節から腕を動かして体幹をまとめること。
胸鎖関節を起点に腕がスッと上がると、 肩 → 肩甲骨 → 体幹 → 股関節 という流れで軸が通り、股関節が本来の動きを取り戻します。
その状態をキープしたまま、 左右へゆっくり重心移動すると——
股関節が驚くほどスムーズに動き出します。
「脚を広げる努力」よりも、 「肩の軸を整えること」が先なんです。
■ まとめ
✔ 股関節の硬さは肩の可動域と深くつながっている
✔ 胸鎖関節が動かないと体幹が固まり、股関節も動かなくなる
✔ 股割りは“肩の軸”を通してから行うと劇的に変わる
✔ 股関節がつまる人は、まず肩を見直すことが近道
■ おわりに
股関節の柔軟性は、股関節だけを頑張っても変わりません。 肩の動きを整えることで、体幹がまとまり、股関節が覚醒します。
「股関節が硬い…」と悩んでいる方は、 ぜひ一度、肩の動きをチェックしてみてください。
■股関節覚醒チャンネルとは?
「一生自分の足で力強く歩き続ける」をテーマに、 股関節の重要性、正しい体の使い方、運動軸の整え方を発信しています。
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■プロフィール
中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)
著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)
