股関節は“伸ばしても”柔らかくならない
結論から言うと、 股関節の可動域はストレッチでは広がりません。 理由は、身体の姿勢構造という“原理原則”にあります。
姿勢が整うと、股関節は自然に広がる
多くの人は「硬いから伸ばす」と考えますが、 股関節の可動域は 姿勢構造が整うことで自然に広がる ものです。
つまり、 努力して伸ばすのではなく、 条件がそろえば勝手に広がる のが股関節の本質です。
骨の原理原則(運動の起点になる)
骨には3つの役割があります。
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体を支える
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内臓を守る
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運動の起点になる
この3つがそろって初めて、 姿勢は本質的に整い、軸が通る準備ができます。
姿勢が整うとは「背筋を伸ばすこと」ではない
良い姿勢とは、胸を張ることでも背筋を伸ばすことでもありません。
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骨盤
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脊柱
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頭部
この3つがそろい、 体の中心に軸が通った状態(ポジション) これが、股関節が正しく動くための唯一の条件です。
運動軸がそろうと、中心軸が据わる
原理原則がそろうと、体には3つの運動軸が整います。
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上肢の運動軸
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下肢の運動軸
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脊柱の運動軸
この3つがそろうことで、 中心軸が体に据わり、股関節が動く準備が整います。
「硬いから伸ばす」は順番が逆
軸が通っていない姿勢では、股関節は絶対に広がりません。
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骨盤のズレ
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体幹の支持不足
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固有感覚の乱れ
これらがあると、脳は防御反応を起こし、 股関節を“広げないように”制限します。
軸が通ると、股関節は自然に広がり始める
姿勢が整い、軸が通ると、
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骨盤が安定し
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大腿骨が正しく回り
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筋肉が本来の働きを発揮し
股関節は「広げようとしなくても」自然に広がり始めます。
これが、臨床で毎日見ている現実です。
まとめ
股割りは「足を広げる運動」ではありません。 体幹をつくり、軸を通すための技術です。
■股関節覚醒チャンネルとは?
「一生自分の足で力強く歩き続ける」をテーマに、 股関節の重要性、正しい体の使い方、運動軸の整え方を発信しています。
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■プロフィール
中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)
著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)
