【足関節捻挫を繰り返す理由】
画像に映らない“固有感覚の故障”が原因だった
スポーツ選手の中には、 「足首はもう痛くないのに、しっくりこない」 「地に足がつかない感じが続く」 「プレーのキレが戻らない」 と悩む方が少なくありません。
病院で画像診断をしても、 骨も靭帯も異常なし。
それでも、動きが戻らない。 そして、気づけば膝や腰まで故障が広がっていく。
この状態の原因は、 固有感覚の故障=運動軸の乱れ にあります。
■ 固有感覚は“意識に上がらない身体のセンサー”
固有感覚とは、 関節の中心・重心・回転の情報を脳へ送り続ける「身体内部の感覚の流れ」。
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どこに立っているか
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どれだけ力が入っているか
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どの方向へ動いているか
これらを自動で処理する、いわば 身体のOS(基盤) のようなものです。
しかし固有感覚は、 画像には映りません。
だから、検査で「異常なし」と言われても、 動作が壊れたままの選手が生まれるのです。
■ 捻挫を繰り返す選手の特徴
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足首は動くし痛みもない
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でも「地に足がつかない」
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切り返しが遅い
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体がバラバラに感じる
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膝・腰に負担が波及
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自分では原因がわからない
これは 運動軸が通っていないために固有感覚が戻らない状態。
■ 固有感覚=運動軸
軸がズレると、脳は正しい位置情報を受け取れない
固有感覚は「軸の情報」を脳に送り続けています。 つまり、
固有感覚を治す=運動軸を通すこと
これが唯一の根本改善です。
【下肢の運動軸を通すプロセス】
① 足関節の軸
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距腿関節
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距舟関節 → 足首の“縦の軸”を復元する
② 足指の軸
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MP関節
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IP関節 → 足底の固有感覚が覚醒する
③ 膝関節の軸
→ 大腿骨と脛骨の中心が揃い、膝で止める癖が消える
④ 股関節の軸
→ 大腿骨頭の中心が安定し、下肢の回転中心が復活する
⑤ 仙腸関節の軸
→ 骨盤の中間位が安定し、重心がブレなくなる
これらが一本につながると、 下肢の運動軸が完成します。
【捻挫癖の選手は「上肢と下肢の連動」が壊れている】
長年、下肢の軸が乱れると、
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上肢の軸
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体幹の軸
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脊柱の軸
まで連動が崩れます。
結果として、 身体全体のセンターラインが消失する。
【最終的に必要なのは「全身の軸の再構築」】
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下肢の軸
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上肢の軸
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脊柱の軸
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それらを貫く中心軸(センターライン)
中心軸が通った状態ではじめて、 運動療法が効果を発揮します。
軸が通っていない状態で運動療法をしても、 固有感覚は再構築されず、捻挫癖は消えません。
【まとめ】
捻挫癖は「足首の問題」ではない
固有感覚と運動軸の崩壊である
そして固有感覚は、 軸を通すことでしか治らない。
長年リハビリを続けても改善しないケースは、 「軸の再構築」ができていないことがほとんどです。
身体の軸が整うと、 選手は本来の動き・キレ・安定感を取り戻します。
■股関節覚醒チャンネルとは?
「一生自分の足で力強く歩き続ける」をテーマに、 股関節の重要性、正しい体の使い方、運動軸の整え方を発信しています。
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■プロフィール
中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)
著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

