鼠径部が詰まるなどの違和感(だるい、重い、やりどころがない)は感じ方、表現方法に個人差がある。そもそも、もとになる体の状態が一様でないのだから感覚表現というものは曖昧なものだといえる。鼠径部が詰まると訴える女性は硬式テニスボールを使って鼠径部の圧迫を欠かさずおこなっているそうだが、楽にはなっても、詰まった感覚が抜けることはないという。なぜ鼠径部を圧迫をするのか、を聞くと、硬くなった筋肉をやわらげるのが目的なのだという。しかし、それらしい方法のようにも思えるが、違和感は抜けない。原因に対して改善方法が適切であれば問題はクリアするはず。違和感という曖昧なものは、原因を明確にしなければいけない。筋肉が硬くなっているのなら、なぜ筋肉が硬くなっているのか、その原因を明確にする必要がある。筋肉が硬くなる原因には、怪我や病気、拘縮や萎縮、緊張、加齢、運動不足、不良姿勢などある。原因を明確にして、適切な改善方法をおこなうことが大切です。