構造動作トレーニング理論に基づく施術 | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

構造動作トレーニング・東京教室の参加者の方が、体のメンティナンスに来院されました。その方が、「最近、構造動作トレーニングをはじめたの」と、友達に話をしても「へ!?何それ・・・」といわれるので、本日の内容をブログに書いてほしいとリクエストされました。友達に話しやすいように、私の文章力でわかりやすく‥‥難しいリクエストですね。
 
 
構造動作トレーニングは、骨格、筋肉、関節、感覚を統合し、神経系統を構築することを目的とするトレーニングです。そして重心移動を円滑におこなえるようにして、動作を軽やかにおこなえるようにします。骨格は、力学的に骨が最も強度を発揮する位置を。関節は、各筋肉が作用する運動方向を。筋肉は、起始停止部がそろう骨の配列で、最も筋肉の収縮率があがる関節運動で作用するように。感覚は、固有感覚(深部感覚)を高め体の各器官を自己管理できるようにします。そして円滑な重心移動の軌道を基本動作と擦りあわせ、神経系統の構築をおこないます。
 
 
構造動作トレーニングに基づく施術は、運動と感覚の循環を良好にする方法です。 つまり体をリセットして神経系統を構築しやすい体の状態にします。それには徒手検査法を用い、背骨の変位、運動軸のズレ、関節運動の反れ、筋作用の有無などの細かな体の状態を確認する必要があります。これらは無意識の細かな体の状態ですので、自分で気づくことは難しいのですが、自分が把握できるようにしていきます。そうすることで自分が体を正しい方向にトレーニングし、自己管理できるようになります。がんばってください。