11月の構造動作トレーニング・東京教室の骨盤おこしは、足を治す、腰を治す、肩を治す、など快適に動作をおこなえるようにするための感覚と運動の循環を良好な状態にする実習をおこなった。
外反母趾で舟状骨が落ちている、しゃがむと膝が痛い、腰痛、股関節痛、五十肩、体の中心に力が入らない、猫背、O脚などの症状を自覚している場合は、これらが軽減、良い方向へ変化していくことで、トレーニングの進行度を示す目安になる。しかし、これらの症状を年齢や生まれつきのものだと諦めてしまっている場合は、構造動作トレーニングは無力である。また、トレーニングは自分の体と向き合っていく作業なので、ずぼらな人には向いていない。自分の体と向き合っている方たちが参加してくれるので、私は嬉しく、伝えたいことが溢れだす。
私自身は、このトレーニングを20年ほど続けてきているので、目安になる症状はなくなった。今は体の各パーツの動きを目安にしている。参加者からは、私は講師なので、トレーニングの必要がなく、できてしまっているように見られることが多い。それは、大きな間違いで足の指にしても股関節にしても、私自身まだまだ機能面において改善の余地のあることを自覚し、トレーニングを続けている。それは自分が改善していかないトレーニングを人に伝えることはできない、自分ができていないことを人に伝えることはできない、もっと多くの可能性を見出したいと思う。
快適な動作をおこなえるようにするためには、それに必要な知識を得ること、自分の体の状態を把握すること、トレーニングを積み重ねることが必要だ。身体が変わっていかない、症状を繰り返す場合は、知識が整理されていない、自分の体の状態を把握できていない、トレーニングが足りていないことなどが考えられる。
症状を繰り返している参加者には課題を伝えている。話を聞いてみると課題はこなしている。しかし、調子の良い日が続いていても、日々の暮らしの中で心配事や不安が膨らんでくると、調子を崩すようだ。人にはそれぞれの生活がある。調子を崩しても立て直すことができるように、マイペースでトレーニングを続けていくことが大切だ。
スクワットは骨盤をおこしたポジションで動作をおこなう。一般的には、スクワット動作ができるものとして足腰を鍛える。そもそもスクワット動作とはどのようなものなのかを考えることがない。スクワット動作をするときに膝が内に入ってしまう場合は、膝を意識して動作をすることではなく、膝が内に入らないで動作ができる脚にすることが大切だ。スクワットの意味は、しゃがむ。スクワットは正しくしゃがめるようにするためのトレーニングなのだ。
構造動作トレーニングは、骨格位置、関節運動の方向、筋肉の作用などを総合的に捉え、動作を円滑におこなうことができるようにトレーニングを進めていく。トレーニングの肝となるのは深部感覚だ。深部感覚が養われることにより、骨や関節、筋肉などの各器官をまとめ上げることができ、重心移動を円滑におこなうことができる体の状態へステップアップする。
深部感覚のペアワークをおこなう際のポジションは、機能的肢位でおこなう。仰臥位では力みやすい関節、術者と受け手の関係について解説した。


