3年前に転倒した際に腓骨骨折、膝・臀部打撲。腓骨骨折は骨癒合したものの、股関節が痛くなる。股関節唇損傷との診断。医師からは手術をすすめられたものの、手術後の後遺症が恐いので保存的療法を選択。
2年前、当院に来院し、徒手療法と運動療法をおこなっている。遠方のため月1を目標にしたいが、緊急事態宣言中は外出を控え、定期的に来院することができなかった。
趣味のガーデニングで忙しくされてるそうだが、日によっては太ももの筋肉がつったり、痛くなる。それでも、日常生活動作の質を高める意識を心がけている分、趣味に打ち込めるのだろう。
運動療法は末端から身体の中心までの運動と感覚の循環を良好にし、円滑に動作をおこなえるようにすることで、雑な動作で身体にダメージを蓄積しないためのもの。これを日常生活動作に落とし込むことにより、快適に過ごすことができる。日常生活動作の質を高めることが大切だ。
自分がおこなっている動作を客観的にみることは難しい。身体の痛みが治らない、何度も身体を壊してしまう、そのような場合、動作の質が低い傾向にある。身体の状態に必要な機能回復訓練をおこない、日常生活動作の質を高めたい。