ハムストリングスの調整 | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

平成の最終日は雨。いつもと変わりなく、室内でたんたんと股関節の調整をする。ここのところ施術に没頭していたせいで身体が運動不足を訴えていたが、20キロのトレッキングをしてからは身体が軽快だ。しかし、出張がつづくと運動量が減るので細目に身体を調整する必要がある。
 

 
一緒にトレーニングをした吉田君は、臀筋の調子がいいそうだ。今回は下腿と大腿の運動方向を修正する。
 
 
ハムストリングスは大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の3つの筋肉をそれぞれ調整する。
 
▲日本人体解剖学第一巻(南山堂)著 金子丑之助
 
跳躍する習慣のない人だとハムストリングスの形すら留めていないが、跳躍経験がある人だと筋肉にそれらしき形を薄らと留めているので正しい収縮方向にポジションを整えて調整していけばいい。逆に跳躍経験があっても怪我などで筋肉の形を失っている場合はトレーニングだけでは難しい。
 
 
私自身は跳躍経験がなく、跳躍に必要な筋肉の形すらなかったが、身体の反応を辿りながら、薄らとその形に気づいた今日このごろだ。
 
 
 
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