股割り練習会のこと。
この日、はじめて参加された方は生年月日と名前が私と同じ。共通点が多い同級生に股割りのレクチャーをした。ジュンク堂で骨盤おこし、指先から身体を整える、足指の本を購入。ある程度の予習をしてきたが、実際に説明を受け実習をしてみると、思ってたこととずいぶん違ったそうだ。同じ文章を読んでも身体感覚や身体の機能状況には個人差があるから解釈の仕方も変わってくるのだろう。
構造動作トレーニングでおこなう股割りは、股関節の外転、外旋、屈曲の可動を滑らかにするための至って基本的なトレーニングだ。バレエダンサーが、股割りはバレエの基本動作だから必須だといっていた。これも身体感覚や身体の機能状況には個人差があるから股関節の実感があるダンサーにとっては必須なのだろう。
股関節の実感がある人というのは、接地と体幹があるていど保持できていて、動くために必要な骨格ポジションを備えている人だといえる。だから股関節を実感するということは思った以上に難しい。股割り練習会でおこなうトレーニングのなかに股関節の屈曲運動がある。これは、股割りよりもさらにシンプルで基本的なトレーニングなのだが、ほとんどの人が苦戦している。股関節を曲げるくらい、と思っている人も多い。思っていることと実際はずいぶん違うことがわかる。
股関節を実感するためには、末端から体幹に向かって身体を整え、股関節が滑らかに可動する条件を備えなければいけない。牧神の蹄を使って足指の感覚を高め、股割りで動くために必要な骨格ポジションを保持し、重心移動で股関節の可動を広げていく。股割りのポイントは身体を丁寧に扱うこと。
そして、身体が柔らかくべたっと床についてしまうが股関節を動かせていないと感じる方、股関節をもっと動かしたいと思っている人には圧倒的に足指トレーニングが足りていない。股関節を実感したい人のために足指トレーニングの機会を増やしていく予定。まずは、第2,4の木曜日からはじめ希望があれば他の曜日も行いたいと思います。