股関節の内旋と外旋、ロールオーバー | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節の可動域を広げるために、深部感覚や運動軸の視点から動作を分析し、滑らかに動ける身体づくりを探求するブログです。

一月も半ば過ぎ、夏の講座のスケジュール調整や原稿書きの依頼があるのでパソコンに向かっている。講座内容をまとめているが文章で伝えるということは本当に難しい。

 

さて、雪の影響やインフルエンザの流行などで毎日のスケジュールも変化が激しい。もっと股関節の切り返しについて、トレーニングしたいがなかなか思うようにいかない。

 

股関節の切り返しは内・外旋の動きを滑らかにする。重心を左右や前方向へ移動させて股関節を内旋から外旋へ滑らかに可動する。股関節の外旋可動域が少ない状態では、切り返しトレーニンができない。股割りのロールオーバーなどは前方への重心移動からの股関節切り返し訓練といえる。股割りで恥骨結節から下腹を床に接触することを繰り返し解説しているが、なかなか次へ進むことが難しい。

 

要は股関節の屈曲を滑らかにしたい。股関節の屈曲は腸腰筋で可動させたいが、腹直筋や中殿筋、大腿部の筋群で動きを妨げてしまう傾向にある。股関節運動の「入力-統合-出力」を正しく上書きするように股割りルーティーンをおこなうことが大切だ。

 

私の場合は下肢の筋肉に捻じれをつくって股関節がコントロールできない状態だった。今も右足にその名残があるが、筋肉の起始停止部がズレて力が発揮できない状態に気付くまでに時間がかかった。股関節を思うようにコントロールできない理由は様々なのだ。

 

▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫 

 

下腿の骨と筋肉の起始停止部が整うと中殿筋や小臀筋が大腿骨と骨盤の位置を保持している様子が実感できる。中殿筋が麻痺するとトレンデンブルグ兆候といって脚と胴体の保持が不安定になる。片足支持の際に骨盤が傾いてしまう。

 

重心移動を円滑におこなうのには、姿勢を保持して動くということが重要。だから、股関節の屈曲運動は基本動作の指標としている。実際、多くの人の股関節屈曲運動をみているが一応に難しいという。

 

股関節の内旋はできるが、外旋ができないという声が多い。股関節の外旋といっても、①足底の外側加重、②下腿の外旋、③大腿の外旋、のように人によって感覚に違いがある。股関節の外旋は③大腿の外旋であるが、下肢骨のアライメントが整った状態でおこないたい。まずは、股関節が外旋ができる足つくりが大切だが、どうしても動作の練習に偏りがち。

 

足の筋肉が捻じれている状態に気付かなければ、動作の練習をしていても簡単に変化していくとは考えにくい。クラシックバレエのプリエができないという人の多くも足を捻じって使っている傾向がある。下肢のアライメントを整えることが先決なのだと思う。

 

股関節の切り返しは、屈曲-外転-外旋の終着点から折り返しのイメージだ。実感してみることでこの必要性がわかる、というような動作なので解説しようにも難しい。トレーニング効果からみてもヒトの動きを知ってトレーニングできるということは魅力的だ。確実に効果を出せるトレーニングがしたい。

 

講座、ワークショップ日程≫≫≫≫