道具と体が一体に、強く、安定、直ちに次の動作へ移ることができる姿勢 | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

昨日は海外からお客さんがあった。

イギリスの方と通訳をされる方をはさんでボディレッスンをした。
通訳の方は私の本を読んで理論をある程度踏まえていたが、イギリスの方は全くの初めて。私は順にレッスンを進めていきたいが、彼はすぐさま自分の問題箇所に取りかかってほしい様子。どうも体全体から部分を見ている私と部分を見ている彼との考え方に違いがあるようだ。

 

例えば、道具を扱う姿勢は、道具と体が一体に、強く、安定、直ちに次の動作へ移ることができる姿勢がよいと私は考えている。部分を見るというのは、道具を保持、操作をしやすくするために腕や体幹の筋肉を強化するというような考え方。

 

最近でこそ、私の著作物が増えたこともあり、コミュニケーションがとりやすくはなってきたが、このようなことは日本人とボディレッスンをしていてもよくあること。結局、理論を覚えるだけではダメ、体で覚えることに尽きる。

 

その後、股割り練習会の時間になり参加者たちがやってきた。

イギリスの方は股割りをしている40代の参加者に年齢を聞いていた。

やはり、 国が変わってもこのような運動をするにあたり、歳を取ると難しくなるというような思い込みがあるようだ。そして股割りを少し見学し参加者の子供たちと挨拶をして帰られた。

 

股割り練習会では、夏休みということもあり子供たちが楽しめるような工夫をした。子供ができることというのは大人にはかなりキツイかもしれない。それは、まだ重心移動ができる状態と重心移動を止めて身動きできない状態くらいの差がある。私も股割りをつづけているが後者であり、まだまだ、子供たちのような身軽さまでには至っていない。

 

 

最近は、いわゆるストレッチで筋肉を伸ばすような開脚ではなく、股関節を滑らかに動かす股割りの開脚がしたいと申し込まれる方が増えてきたように思う。以前は、開脚ストレッチと股割りの区別をできる方がほとんどいなかったけれど、これも股関節や骨盤の情報が増えてきた背景があるのかもしれない。

 

さて、夏本番です!

体つくりと遊びに、夏を満喫したいと思います。

 

講座、トレーニング≫≫