スクワット(Squat)と屏風座り/筋トレのススメ(骨格筋回復)のつづき。
スクワット(Squat)は、「しゃがむ」という意味。
その際に足裏全体(圧を分散する接地=フラット接地)でしゃがむこと。
踵に加重をかけて、つま先を浮かしたような偏った接地(圧を集中する接地)では、筋肉はもとより関節、靭帯、骨に負荷をかけてしまいます。
しかし、そうはいっても足裏全体を意識してできるかというと、できない選手が多数。
それは、足の機能が低下していて、フラット接地ができるレベルにないのです。
最近は、選手たちがしきりに「身体の使い方」という表現を使います。
スクワットで、「身体の使い方」ということならば「足はフラットに接地する」ということになります。
ですが、そうではなく「腕を上げるとしゃがみやすくなる」などといった「工夫」の事を「身体の使い方」と考えている選手が多いのです。
考え方ですからいろいろあっていいと思いますが、これではいつまで経っても足の機能は回復しません。
その「工夫」が結果オーライということであればいいのかもしれませんが、「代償運動」になって他の動きを制限してしまったらもともこうもありません。
それを繰り返していくと、この動きのときは○○、この動きのときは○○...。
と、永遠に「工夫」をつづけていかなければいけません。
「工夫」をつづけていけるうちはいいのですが、動きの制限は「痛み」となって信号を出し始めます。
すべきことをしなければ根本は変わりません。
機能回復というのは、大枠で「カラダつくり」という分野であり、治療に携わる者の専門分野なのだと思います。
私も昔は、スポーツ鍼灸と銘打って一時的に「痛み」を和らげる対処療法をしていた時期がありました。
一時的にでも「痛み」を和らげることが、一日でも早く競技に復活したいと懇願するスポーツ選手への治療だと考えていました。
しかし、それで結果オーライだった選手はよかったのですが、多くは再発(アクシデント除く)。
これは、まだ私が未熟で選手の機能状況をしっかり評価できなかったからです。
「カラダつくり(機能回復)」は、私が治療に携わる者として専門に20年以上積み重ねてきたものですから技(テクニック)や身体の使い方同様に簡単に理解できるものではないかもしれません。
それは、「心技体」の「体」を担うものだと実感しています。
「体」をつくるには、
・骨格ポジション
・骨格筋回復
・深部感覚入力
などの機能回復が必要です。
まず、動くヒトは、衝撃を和らげることができる足、身体の土台である足のベースになる足裏全体(圧を分散する接地=フラット接地)で接地ができるよう足の機能回復をしてみてはいかがでしょうか。
スクワット(Squat)について興味のある方はこちらを参考にしてください。
“動き”のフィジカルトレーニング(春秋社)
