股関節のトレーニングで大切なことは「動き」を鍛えること。
左右の股関節を滑らかに切り返すためにはそれぞれの可動性をあげることよりも「左右の動き」を訓練するべきである。
「動き」とは、“外転・内転”一方向の直線的な軌道ではなく、“外転、外旋・内転、内旋”回旋を含む立体的な軌道においての運動のこと(構造動作トレーニングでは)。
股関節を切り返すということは、脚をすばやく入れ替えるということになるが、多くの選手が直線的に脚を動かしている。このことを私は股関節を動かしていないという。
トレーニングは、「型」をきっちり繰り返し精度を上げていく。
いわゆる反復練習が大切である。
選手たちが間違えるのは回数や時間ばかりをこなしてしまう。
そうではなくて、動きを練る。
例えば、“最小最短の型”といわれる股割りを10回やりました!
とか、1時間やりました!
といって、満足している。
「型」というのは、自分をその枠組みに制限、或いは拘束する。
その中で、動きを自由に表現できるべく訓練するのだ。
しかし、その基準となる形が「動き」に直結するものでなければならない。
動きに対してブレーキになる要素が混入している「型」では意味を成さない。
だから、構造動作トレーニングで行う股割りには、いくつものルールがある。
構造動作トレーニングのそれぞれのドリルは「型」といっていいだろう。
たとえ、1回の股割りだったとしてもルールの中で自由に表現できたなら、それはとても意味があるチャレンジなのだ。
さらに、「型」というのは形をなすものばかりでない。
リズムという「型」もある。
ヒトが元々備えているリズムには、心臓の拍動、呼吸などがある。
これらは多種多様に訓練されている。
呼吸法やカラダの動かし方などの技術によりシチュエーションに応じたリズムにする。
構造動作トレーニングでは、この元となるテンポ、ビートというものを訓練する。
「リズムはバランス、ビートは連動性」
一般的なバランストレーニングは静的な訓練がほとんど。
だが「動き」のためのバランス訓練が必要だ。
このことがピンとくる選手はおそらく相手のある競技だろう。
先日、馬の調教師の根本さんに「バランスがリズム」という意味がわかるかどうか聞いてみたらわかるという。
馬乗りにはわかるらしい。
(省略)
股関節を切り返すためには、これらの「型」を繰り返し練る必要がある。
当然ですが、私が訓練することですから踊りません...。
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