麻痺はどのような過程で、何が作用して治ったのか?
麻痺が治癒した具体的な理由をあれこれ探っている。
というのも、トレーニングとリハビリが運動という同じ道筋になければ矛盾する、と私は考えている。
「動き」を失った麻痺状態を治療するものはリハビリ、「動き」を鍛えるものはフィジカルトレーニング。
この二つの「動き」というものが別物であるとは考えにくい。
停止状態と作動状態は運動という同じ道筋にある。
ならば、動きを鍛えるフィジカルトレーニングが動きを失った麻痺状態にもアプローチできなければ、
そのトレーニングが見据えている動きというものが真実といえないのではないか。
現代の医学と運動学では、到底届くことができない果てしない挑戦だけれども、動きの真実を目標にすることでヒトが元々備えている運動の断片でも捉えることができるかもしれないと期待している。
カラダを動かすものは意識、意識を動かすものは無意識、無意識を動かすものは何?
突然、偶然、必然、縁、何かがあるという。
どれも根拠がないしわかるものではないのかもしれない。
しかし、世の中にはわかっているヒトがいるのかもしれない。
私は肌で感じてみたいと思う。
何かは、自分自身なのかもしれないし、自然なのかもしれない。
だが、ヒトのカラダを動かしているは無意識なのだ。
それは、脳というコンピューターにプログラムされている運動を実行する。
その何かが自分自身だとするとカラダのどこにいるのだろう。
ひたいを指さすヒト、目、前頭、頭頂、後頭、胸、腹、カラダ全部、皆様々に考える。
それが真実かどうか、本人にしかわからない、しかし自分にとっての正解なのだ。
ともあれ、カラダは動く。
停止状態はシステムの故障、
神経が何らかの原因で損傷してプログラムを実行できない状態。
運動神経が麻痺(停止)すると、意識も届かない。
麻痺(停止)すると無意識でも動かない。
ということは、無意識を動かす何かもいない?ない?
システムが故障しているから何かがない?
システムが修復されれば何かがある?
そうするとシステムを修復できれば何かが無意識を動かすということになる。
それは治るということだ、しかし後遺症を残しているヒトが多いのはなぜ。
システム修復が不完全だったのか、あるいは他に原因があったのか?
いずれにせよ、麻痺していても自分は認識できるが、損傷部は意識も無意識もない。
逆に健康な状態では、自分を認識でき、カラダに意識も無意識もある。
だから、カラダは動くといえるのか。
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