Coin Flipping
~アメリカで決めごとをする時のコイン・トス~
Wassup friends,
先月、ニューヨークからBobbyという幼なじみが東京に仕事で来ていて、新宿のPark Hyatt で食事をしました。(ボビーはもともとLA出身、大学からNYに住むようになりました。)
コイントスでお勘定を
子供の頃の話で盛り上がり、夜遅くまでお酒を飲んでいました。
帰る時間になり、私はウェイトレスからお勘定をもらい、
OG: Let me get this.
私:ここは俺が。。。
Bobby: Oh no. I got this.
ボビー:いやいや。ここは俺がもつよ。
OG: Hell no. This is my city. You get me when I'm in New York.
私:いや、絶対ダメ。ここは俺の街だ。俺がニューヨークに行った時は君がおごって。
と、よくある、お勘定の取り合い。。。
Bobbyもなかなかゆずらなくて(けっこう酔っぱらっていて)、ウェイトレスも待たせているので、私は言いました。
OG: Fine. Let's flip for it.
私:分かった。コイン・トスで決めよう。
Bobby: Let's do it.
ボビー:やろうぜ。
ボビーからアメリカの25セントのコイン「quarter」を借りて、
空に飛ばして、キャッチしました。
OG: Heads or tails? Call it old man.
私:表か裏か?宣言しろ、おっちゃんよ。
Bobby: Tails motherfu*ker.
ボビー:裏だ。コノヤロー。
手をはなすと、HEADS! (表)!
OG: Haha! You see that? This is MY TOWN baby! Haha!
ハッハ~!見たか!ここは俺の街だぜベイビー!ハッハ~!
と子供のように大喜びしているおじさんをウェイトレスさんが不思議な顔で見ていました。
OG: あ、お待たせしてすいません!ごめんなさい。
ウェイトレス:い、いえ。。。(早くしろよお前ら)
コイン・トスとは
このように、アメリカでは決めごとをする時はコイン・トスで決めることがあります。
コイン・トスのことを英語では Coin Toss, Coin flipping, Coin Tossing, Heads or Tails などと言います。
選択肢は二つ。
50/50の確率であとは運命に任せるみたいな感じで。
日本のじゃんけんに似ていますね。
アメフトやサッカーなどで試合開始の時にボール支配権や攻撃権を決める際に使われる手法です。
コイン・トスのやり方
やり方は地域によって多少変わるようですが、私たちの場合は
基本的には quarter (25セント)を使い、
表=Heads (頭)
裏=Tails (シッポ)
やり方は
一人がコインを親指に乗せて、
flip (回転させながら空に飛ばして)
catch (反対の手でキャッチして)
invert (また反対の手の裏にひっくり返して)
call (ここで、相手が「heads」か「tails」かを宣言する)
show (結果を見せる)
そして結果は絶対的です。誰も文句は言ってはいけません。
ボビーの初キスはコイン・トスで
私とボビーはそのバーを出て、帰り際のエレベーターの中で、彼が思い出し話をしていました。
Bobby: 覚えてるかな?中学生の頃、初彼女の映画デートの前に君の家で作戦会議していて、今夜映画上映中に初キスをするか、しないかをお前がコイン・トスで決めたんだよな~。
Heads, I kiss. 「表」ならキスする。
Tails, I hold her hand. 「裏」なら手をつなぐ。
そして、結果、HEADSでキスすることに。映画なんか全然観れなかったよ。ずっと足がガクガクしているしさ。そして、メチャクチャなタイミングでキスしようとしたら、その子の鼻の穴にキスしちゃってさ。すごく恥ずかしかったな。それを君に報告したら、お前は爆笑していた。。。
You remember that? (覚えてるか?)
私:Absolutely not. (まったく)
Bobby: ...Motherfu*ker.(。。。コノヤロー。)
←都合よく忘れるコノヤローです。
と楽しい思い出話ができた夜でした。
では、Let's review! (復習しましょう)
Let's flip for it. =コイン・トスで決めよう。
Call it. Heads or tails? = 宣言して。表か裏か?
今回はアメリカで決めごとをする時に使われる「コイン・トス」のやり方を紹介させていただきました。
Thanks for reading!
And have an awesome GOLDEN WEEK!
ちなみに私の経験上、「Heads」の確率が絶対高い気がします。
アメリカ(西洋)の迷信:Knock on woodとは?