初午、何(なん)かやってはりますか?:京今時オーキドーキ | アキートのブログ

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京都市中京(なかぎょう)区生まれ、現在北区在住で元大学教授のアメリカ文化研究家です。
アメリカの風俗・音楽・映画・料理などや
”京のまち”の 日常、今昔 について思いつくままに書いています。
どうぞお楽しみください。

節分が過ぎて最初の午の日が初午、

 

今年は今日(10日)が、その日に当たりました。

 

伏見稲荷では「稲荷大神が稲荷山の三つヶ峰に最初に鎮座された日」として大祭が行われています。

 

一方、伏見から離れたところにある京のまちの商家では、”商売繁盛の神さん”として伏見稲荷の祭神を勧請し、店の敷地内に祠や社などを建てお祀りしてはるところが今もけっこうあるようです。

 

中京の烏丸二条付近にあったぼくの生家も、家庭薬の製造販売をしていたので、店舗兼住居の建物の屋上に小さな社を建て”お稲荷さん”を

お祀りしていました。

 

毎年、初午の日になると、社の前に野菜、果物、お菓子、それに

コンコンさんに好物の”おあげさん”もお供えして、

 

お下がりを、家族や店の人みんなで分けて楽しんだものでした。

 

 

それから幾星霜、今では初午の日に何かをすることもなくなってしまいました。

 

 

 

たまたま、「今日は初午やし、おいなりさんでも食べよか?」

 

と、近所のおもち屋さん「相生餅」に行くと:

 

「初午に 稲荷を食べて 福招く」 のポスター!

 

こんなキャンペーン(?)やってはったんや、知らんかった。

 

残っていた最後のパックを購入、

 

ふんわり柔(や)らかく、ほんのり甘めの味付けで 美味しい!

 

遠い日の初午の慣わしに想いを馳せました。

 

 

野菜のかき揚げ と 

自家製さわらのみそ漬けの焼いたん   from the kitchen

 

かくして、晩ごはんは”和”になりました。

 

 

みなさんは初午に、何(なん)か、しはりましたか?

 

節分の 巻き寿司 もええけど、

初午に いなり寿司 も”あり”ですよ!!!

 

 

Thank you folks.