「三人称のドアをくぐり、
そして単数ドアをくぐりしものは、
足さなければ、次には進めぬ」
そう言うことだったのか、、、。
「逃げ回らずに、聖なる光を浴びて進め」
シャツに足された「s」の文字。
これが、足さなければということなんだろうか。
逃げ回らずにということは、過去を振り返ることなく
今、現在をみろということなのでは。
部屋がどれかわからなかった過去。
現在は、部屋がわかる。
一人称、二人称、三人称でその数にに惑わされていたけれど、
今、現在ならわかる。
すると、先ほどの扉の向こうから
また別の声が聞こえた。
「三人称のドアをくぐり、
そして単数ドアもくぐった主人公が着ている
動作を表すシャツの単語にはsがつく」
「主人公が三人称のドア、単数のドアをくぐると着ているシャツに書かれている動作を表す単語にはsがつく」
「主人公が、三人称、単数のドアをくぐると
動作を表すのが現在ならば、動作をあらわす動詞にsがつく」
「主語が、三人称で、単数で、動作を表す動詞が現在ならば、動詞にsがつく」
「主語が、三人称、単数で、動詞が現在ならば、その動詞にsがつく」
それぞれが言っているのは、同じようなことをいっている気がする。
あ、これが「三・単・現のs」ってことなのか。
すると、扉の先に、
光の精があらわれた。
「よくぞ、気が付いた、そうなのだ」
主語=主人公が三人称
主語の人数が単数
一般動詞が、現在のことを表しているとき
その動詞にsをつけるのが、
三・単・現のsなのだ。
さあ、これで、三単現の基本的なルールはわかったはずだ。
しかし、これはゴールではない、スタートだ。
これはまだ序章にすぎない、
進むのだ、次のステージへ。
そこには、新たな、三単現との出会いがあるだろう。
全てのステージをクリアしたとき、
そなたの中に、三単現へのゆるぎない自信が生まれるだろう。
さあ、この階段をのぼっていくのだ。
といって、光の精は消えてしまった。