■Goal 16: Peace, justice and strong institutions

目標16:平和、正義、強力な制度

(1)

We cannot hope for sustainable development without peace, stability, human rights and effective governance, based on the rule of law.

★日本語訳

法の支配に基づく平和、安定、人権、効果的な統治なくして持続可能な開発を期待することはできません。

★コメント

「stability」:

元の「stable」は「安定した・ブレのない」という形容詞です。

「effective governance」:

「effect」は「結果・影響」という意味であり、「effective」になると「効果的な」という意味になります。

「govern」は「統治する・支配する」という意味ですが、元は「船の舵を執る」が語源です。

「governance」は、企業におけるコンプライアンス、理念と行動の整合性など、社会が企業を評価する中心軸になっています。

「the rule of law」:

「rule」は「規則」という意味以外にも「支配」という意味があり、「法の支配」の定訳となっています。

因みに、「ruler」は、その社会やグループの「支配者」という意味で使われます。

 

 

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目標16:平和、正義、強力な制度

(2)

Yet our world is increasingly divided.

 ★日本語訳

しかし、私たちの世界はますます分裂しています。

★コメント

「increasingly divided」:

「increasingly」の元の動詞は「increase」(質・量ふぁ)増大する)であり、それが動名詞になり、さらに副詞になっています。

「divide」は「分割する」という意味ですが、最近では「社会的分断・格差」の意味で使われています。

 

 

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(3)

Some regions enjoy peace, security and prosperity ,

while others fall into seemingly endless cycles of conflict and violence.

★日本語訳

平和、安全、繁栄を享受している地域もあれば、紛争と暴力の終わりのないサイクルに陥っている地域もあります。

★コメント

「region」:

「area」より広い「地域」の院で使われます。

「enjoy peace, security and prosperity」:

「enjoy」は元々「を楽しむ・~することを楽しむ」という意味ですが、lplpでは、「享受する・恩恵を受ける」という意味で使われています。

「security」は「secure」(安全を保障する)という動詞の名詞形です。

「the U.S. -Japan Security Treaty」は「日米安全保障条約」のことです。

「prosperity」は「繁栄」という名詞ですが、元の動詞は「prosper」であり、「繁栄させる」という意味です。

「seemingly」:

「見た目には・うわべは」という意味です。

元の動詞「seem」は「~のように見える・思われる」という動詞ですが、ここでは動名詞にして、さらに副詞になったいます。

「conflict and violence」:

「武力紛争と暴力」という意味です。

前者が相互にやりあい、後者が一方的というニュアンスでしょうか。

 

 

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(4)

This is not inevitable and must be addressed.

★日本語訳

これは避けられないことではなく、対処する必要があります。

★コメント

「inevitable」:

「避けることができない」という形容詞です。

当然、「evitable」は「避けたれる」という意味ですが、動詞としての「evit」は存在しないようです。

「must be addressed」:

「address」は「住所・接近」としてカタカナ英語で使われていますが、動詞としては「演説する・対処する」という意味もあります。

 

 

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(5)

Armed violence and insecurity have a destructive impact on a country’s development, affecting economic growth, and often resulting in grievances that last for generations.

★日本語訳

武力による暴力と不安は国の発展に破壊的な影響を及ぼし、経済成長に影響を及ぼし、しばしば何世代にもわたって続く不満をもたらします。

★コメント

「Armed violence and insecurity」:

「armed violence」は武器による暴力」の意味です。

「insecurity」は「security」でないこt、つまり「不安」という意味になります。

「destructive impact」:

「destructive」の語幹「structure」は「構造の意味であり、「destructive」は「破壊的な」という意味になります。

「impact」は元々「衝突」のことであり、このように「望ましくない大きな影響」という意味になります。

「affecting」:

「affect」は「影響を与える」という意味であり、このSDGsの文書には頻繁に登場します。

「resulting in grievances」:

「result on」は「結果をもたらす・~という結果になる」という意味です。

「grievance」の元の動詞「grieve」は「嘆き悲しむ」という意味ですが、「grievance」となると、より積極的な「不平・不満:という意味で使われます。

 

 

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(6)

Sexual violence, crime, exploitation and torture are also prevalent where there is conflict, or no rule of law, and countries must take measures to protect those who are most at risk.

★日本語訳

性的暴力、犯罪、搾取、拷問は、紛争がある場合、または法の支配がない場合にも蔓延しており、各国は最も危険にさらされている人々を保護するための措置を講じる必要があります。

★コメント

「exploitation and torture」:

「exploit」は「植物などから油を搾る」という意味から、「搾取する」という意味で使われています。

「torture」は普段目にすることは稀ですが、「拷問」の意味です。

原義は「ねじる」という意味のようです。

「prevalent」:

「広く生き渡った」よいう意味です。

元の動詞「prevail」は「’あるもの・ことが)広く存在sる」というニュアンスです。

「conflict」:

「武力紛争」の意味です。

心理学の分野では「心の中の葛藤」の意味でも使われます。

「no rule of law」:

「法の支配が存在しないこと」という意味になります。

「take measures to protect」:

「抵抗するための手段を講じる」という意味になります。

「measure」は元々は「(長さを計る)物差し」のことですが、転じて「手段:方法」の意味で使われます。

「protest」は「異議を唱える・抗議する」という意味ですが、ここでは「抵抗して守る」というニュアンスです。

 

 

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目標16:平和、正義、強力な制度

(7)

The SDGs aim to significantly reduce all forms of violence, and work with governments and communities to end conflict and insecurity.

★日本語訳

SDGsは、あらゆる形態の暴力を大幅に削減し、政府やコミュニティと協力して紛争や不安を終わらせることを目指しています。

★コメント

「aim to」:

「aim」は元々「(射撃などで)的をねらう」という意味ですが、「(目的などを)目指す」という意味で使われています。

「significantly」:

「意味深く・著しく」という意味です。

「sign」は「印・印を付ける」、それからの展開として「署名・署名する」という意味で知られています。

「sign」を動詞化して「signfy」(知らせる・表明する)、さらに形容詞化して「significant」(重要な・意義深い)、最後に副詞化しtものです。

「reduce all forms of violence」:

「reduce」は「削減・削減する」という意味です。

環境保護のための取り組みとして、「3R (スリーアール)」が提唱され、その一つが「「Reduce」です。

因みに他の2つは. 「Reuse」(くり返し使うこと)、「Recycle(資源として再生利用すること)です。

「all forms of」は、このような宣言的な内容の文書には使われる表現です。

「conflict and insecurity」:

「conflict」は「武力紛争」の意味です。

心理学の分野では「心の中の葛藤」の意味でも使われます。

「insecurity」は「security」でないこと、つまり「不安」という意味になります。