"cafeteria"は「カフェ」ではない? | 英語の世界観

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今日は「"cafeteria"は『カフェ』ではない?」をまとめたいと思います。

 

"cafeteria"という単語は日本語でもカタカナで「カフェテリア」と使われますね。そして「カフェ」という単語も使われなんとなく"cafeteria"と「カフェ」は同じと思っている方がいるかも知れません。今日はこのあたりの違いを確認してみます。

 

では『ロングマンExams英英辞典』"cafeteria"を見てみましょう。

 

"cafeteria"

 

a restaurant, often in a factory, college etc, where you choose from foods that have already cooked and carry your own food to a table

 

意味としてはまずレストランと示されています。そしてどういうところにあるかというと工場や大学などがあげられています。そこでは既に調理された料理を選んで自分でテーブルへと運んでいくとあります。つまりセルフサービス的な食堂という感じですね。

 

では"cafe"の方も同じくロングマンで見てみましょう。

 

"cafe"

 

a small restaurant where you can buy drinks and simple meals

 

こちらは小さいレストランでドリンクや軽食が買えるところとあります。"cafeteria"と比べると小さく、喫茶店的な感じがします。

 

語源を調べてみると"cafeteria"はスペイン語からで、"cafe"の方はフランス語から来ているようです。つまり"cafeteria"と"cafe"

はスペルが似ていても別物の単語と言えそうです。したがって

"cafeteria"を略して"cafe"になっているわけではないと考えられます。

 

このように見てみると"cafeteria"と"cafe"は違いますね。日本語ではなんとなく「カフェテリア」と「カフェ」は同じような意味と思われているかもしれませんが英語では別物なので注意が必要ですね。

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