"unique" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

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今日は"unique"を取り上げたいと思います。

 

"unique"は日本語でもカタカナで「ユニーク」と使われますが、今回は英語のニュアンスを探ってみます。

 

一つ発音にふれておくと、"unique"/ju:ni:k/となり一番最初の音は母音ではないので、不定冠詞がある場合は"a unique"となり"an"にはなりません。

 

では『ロングマンExams英英辞典』"unique"を見てみましょう。

 

"unique"

 

unusually good and special

 

ex) a unique oppotunity to study these rare creatures

 

ここでは"unusually"があまり見慣れないかもしれないので同じくロングマンで意味を見てみましょう。

 

"unusually"

 

unusually high / large / quiet etc

 

higher, larger etc than usual

 

ex) unusually high levels of pollution

 

形は"unusually high"などのつながりで使われ、意味としては通常よりも高いとか大きいなどとなります。

 

これを踏まえて"unique"の意味を見ると、通常よりも良かったり特別だったりということになります。

 

例文ではまず"a unique oppotunity"とあります。上でふれたように冠詞は"a"ですね。ここを「ユニークな機会」と訳してなんとなくわかったつもりになるかもしれませんが、ロングマンの意味から考えると通常よりも良かったり特別だったりというニュアンスが考えられます。そうするとなにか変わった機会ということではなく「絶好の機会」などと訳せるでしょう。

 

どういう「絶好の機会」なのかは具体的には"to"以下で示されています。どういう文脈かはわかりませんが、海外の大学でこういった"a unique oppotunity to study ~"があるという場合なら、こういった機会はめったにないから是非留学すべきだよという意見につながりそうな感じがします。

 

「変わった機会」や「ユニークな機会」」だから留学すべきだよと、「絶好の機会」だから留学すべきだよでは受け取る感じは違いますね。ここでは英語本来の意味で"unique"を理解しないと意味がズレてしまうので注意ですね。