今日は"sophomore"を取り上げたいと思います。
"sophomore"という単語はあまり見かけないかもしれませんが、関連することばは見たことがあると思います。今回はその関連することばも含めて確認しておきます。
では早速『ロングマンExams英英辞典』で"sophomore"を見てみましょう。
AmE a student who is in their second year of study at a college or high school
まずAmEとあるように"sophomore"は主にアメリカ英語で使われるものです。そして意味の方は大学や高校での2年生ということですね。
日本語では1年生、2年生、3年生、4年生と数字だけを変えればいいことですが、英語ではそれぞれを表す単語があります。なので日本人にとっては少し面倒な感じもしますがそれぞれの単語を覚えなければなりません。
では2年生がわかったところで、他の1、3、4年生は英語ではどのように言うのでしょうか?これが上でふれた関連することばです。2年生も含めて下にまとめておきます。
① freshman
② sophomore
③ junior
④ senior
この中で今回取り上げている②の"sophomore"がやはり一番馴染みがない単語になるでしょうか?他の単語はどこかで聞いたり目にしたことがあると思います。
これで1~4年生を英語でどのように言うのかは明らかになりましたが、ここで何か気になる点はないでしょうか?普段からことばに注目する言語感覚があればピンと来ると思います。
気になるのは①の"freshman"ですね。これは実際には女子学生にも使われるようですが、現在の感覚からすると"-man"とするのはどうなのかという点です。これを改善することばはいくつかあり、イギリス英語では"fresher"があります。これについて同じくロングマンの説明を見てみましょう。
"fresher"
BrE a student who has just started at a college or university
こちらはBrEとあるようにイギリス英語の表現ですね。このように"-man"を使わない単語の方が無難かもしれません。また他には"first-year student"や"freshperson"という言い方もあるのでこれらも抑えておきたいですね。
ただでさえ①~④まで単語があるのに、①に"-man"があることによって余計に覚える単語が増えてしまった感がありますね。
最後に日本語で使われる「フレッシュマン」にふれておくと、日本語では「新入社員」に対して「フレッシュマン」という表現が使われますね。でも英語では「新入社員」に対しては
"freshman"は使わず、"new employee"を使います。この点も注意したいところです。