"generation 1.5" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"generation 1.5"を取り上げたいと思います。

 

前回は"generation"を見てみましたが、その際のセレンディピティで発見したのが"generation 1.5"です。

 

"a generation"が「約30年」ということは分かりましたが、今回の"generation 1.5"とは何を意味しているのか確認してみます。

 

まず"1.5"の読み方ですが、こちらはカタカナで表すと「ワンポイントファイブ」と読みます。

 

では意味の方を『ロングマンExams英英辞典』で見てみましょう。

 

AmE people born and living in the U.S, whose parents originally come from a foreign country and have not learnt to speak English properly. Generetion 1.5 children are able to speak English well, but talk in the language spoken by their parents when they are at home.

 

ここではまずアメリカ英語であることが重要ですね。アメリカには移民が多く来て、そこで子供を生んで育てるということがよくありますね。そういった場合に、親は英語をうまく話せないけれど子供はアメリカで生まれ育っていれば英語が話せるようになります。

 

こういうケースでは子供は学校など外では普通に英語を話して、家では親が英語をうまく話せないから親の母語で話すということですね。

 

"generation 1.5"は日本語訳では「1.5世代」となるようです。

 

"generation 1.5"ということばがあるくらいなので、ロングマンの説明で見たようなこのような世代の人たちがある程度の数いると考えられますね。